2017年12月23日、年内最後のアースフィールドクラス。
10時〜長土塀交流館にて、行われました。
参加者は、大人8名、子ども7人。親子での参加は5家族でした。
2016年の12月は、たや仁子さんがアースフィールドで初めて講師をした回でした。わたし(西村)もアースフィールドクラスに参加したのがちょうどその回からでしたので、ちょうど一年、ひとめぐりな気持ちで参加しました。
今回のテーマは、いろ、ことば。
いつも最初は子どもたち わいわいはしゃいで、戯れている。
仁子さんもたわむれながら、「わらべうた」が始まっていく。

近くの人とペアになって、銀杏をひとつにぎりしめ、「おてぶしてぶし」。
どっちにはいってるかゲーム。
あたったら銀杏をもらえます。

子どもは、銀杏のおいしさをあまり知らないみたい!大人は大好き銀杏。
身近な人とのゲームでほぐれたあとは、みなで輪になって、恒例?の、名前を覚える段。
円になって自分の名前を順番に言った後に、おぼろげながらも覚えた人の名前をいいながら、その人に布のボールを投げる。
相手の名前を、勇気を出して口にして、相手が受け取れるようにボールを投げる。
言葉もそんな風にやさしく。相手が受け取ろうと身体を開けるように。
自分が放った言葉とともにボールを受け取ってもらうのは、なんだかとてもうれしい。
変化球も楽しみながら、だんだん名前も憶えてきた。
ボール投げでみんなの笑顔が真ん中に集まったら、つぎのわらべうたは「あーぶくたった」。

「むしゃむしゃむしゃ」「とんとんとん」「ごしごしごし」などなど擬音語が沢山出てくる。みんなで擬音語と動作を共にしていると、不思議な連帯感と居心地の良さ。
とんとんとん、なんのおと?みんなに聞かれて鬼は考える。「おばけのおと」って言うまでは、「あーよかった」と返事が返ってくる。大人は、その余白でちょっとおもしろいことを考えて言う。子どもはちょっと照れている。
大人は場にふさわしいことを言おうとするから、それがわかる子どもは、何を言おうか考える。
子どもだけだったり大人が少なければ、のびのびと、またちがった雰囲気で楽しめたりするのかもしれないけど、でもあえてまざって遊ぶと、自分の今を子どもに見せてもらうような気持ちです。
ひとしきり身体を使って遊んで温まったら、透明水彩絵の具で黄色を描く。
よしこさんとさゆりさんが準備してくれていた器材を順番に受け取って、準備ができたら、濡れた画用紙に黄色を満たしていく。

はじめのひとぬり。重ねてふたぬり。明るい黄色が目の前にあふれていって、明るくて喜ばしい気持ちになる。
大人も子どももただ一色を塗っていく。
みんなはどんな気持ちで塗っていたのかな?





それぞれの黄色の絵ができたら、自分の名前を筆の裏で書いてみたりして。
最後は、おはなし。
天地創造のお話を、ヘブライ語で。
ヘブライ語、わかりません。
でも天地創造の話は、ヘブライ語のお話。
ヘブライ語の音、響きを体感する。
ことばは頭で考えるだけじゃなかった。
身体でもしゃべっているし、受け取っているし、あふれてきたり、感情を引き出したりもする。
みんなの声が、自分の声が、身体に響く。
心地よかったり緊張したり、日々いろんなことがあるけれど、どれがいい、わるいではなくて。
自分の芯が何を感じているか、ただ耳を傾け目を向ける。
自分のことをごまかしなく見つめられたとき、まわりの人のことも曇りなく見つめることができるようになるんだろうな。
冬至の次の日の午前、あたらしい光に照らされて、自分の中から生まれる感覚にいみを付けすに見つめることをさせてもらえた、貴重な時間でした。
いつも会の構成から準備から、当日の取り仕切りまで、準備してくださる仁子さんをはじめアースフィールドのみなさま、今回たくさん手を貸してくださった大坂さん、本当にありがとうございます。
この日は午後のアドヴェントガーデン(クリスマスのお祭り)に続きます。
次のレポートも、ぜひお読みください ^^♪
西村里実