「小学生ママ集おう♪」@教育プラザ富樫

 

6月19日
参加者は大人11人、小さな子たち5人(なんと富山から来て下さった方も!)

摘みたてのどくだみの香りや、無邪気で自由に動き回る可愛い子たちに癒されつつ
どくだみチンキを作りながら
小学校の気になるあれこれをゆるりと語り合いました。

 

小さな子を持つママたちからは

・小学校ってどんなところ?
・校区外通学についてどう思う?
・学校によって、どう違うの?
。子どもたちはどう過ごしているの?

などなど様々な疑問が飛び交い

現在、子どもを小学校に通わせているママたちからは

・給食の時間が短い。如何に早く食べ終われるかをクラスで話し合って、3~5分で食べ、スピードを競ってポイントが溜まると宿題が1回ナシになる。謎のルールがある。咀嚼不足などで体調を崩すよね。

・宿題が異常に多い。子どもたちからは「いつ遊べばいいの?」
「遊ぶってどうしたらいいの?」と切ない声も。。。

・子どもが遊んでいたボールが私有地に入ってしまっただけで学校から注意喚起の一斉メールが来る。
私有地の持ち主が直接注意するのではなく学校に連絡。地域と子どもたちの関係性にも問題があるかも。

・教育基本法の改正後、先生たちの負担がとても大きく、本来、理想としてきた教育ができない。先生たちも可哀想

・事項式の給食を提供しているところが少ない。働き方改革で給食センターで長年働いてきた自給の高いベテラン職員さんが解雇されている⇒給食の質の低下に繋がるのでは?

・現在の学校に馴染めない子どもたちへの対応も少しずつだが柔軟になって来ているように感じる。
親と学校&先生がどう関係性を作るのかも大きく影響するのでは?

・大人の都合ではなく、その子の「個人の尊厳」を尊重した学校作りができたらいいのに。

・通学ルートの見守りは防犯上安心かもしれないが、監視されているので、子どもたちが道々の虫を見つけたり、草花を摘んだりといった寄り道&発見ができない。「この道から逸れてはいけない」と刷り込まれているように感じる。

など、実際に経験したこと、こどもたちのリアルな様子をシェアし合いました。

手仕事をしながら顔を合わせて話すことで
良いことも、課題もどんどん見えてくる。
これぞ「THE 井戸端会議」

様々な問題の根源は「学校」という現場ではなく
もっと上の機関であったり、責任や問題解決をすべて学校任せにしている保護者の意識の低さも大きく影響しているように感じます。

「子どものため」と云いながら、実は大人都合のアレコレのシワ寄せがすべて子どもたちに行ってしまっている。

その状況を変えていけるのは
保護者であるわたしたち。大人たち。ですよね。

 

 

 

 

 

 

文:市井
写真:松木

 ◆来年度の中学道徳教科書を見てきました◆

展示されている道徳教科書はすべて検定合格済みのもので
この中のどれかが、来年から石川県内の中学校で使用されます。

すべてを熟読できた訳ではないのですが
これはマズイ…と、印象に残ったものを。

<日本教科書>

冒頭から「14歳の責任」というタイトルで「刑事責任能力=大人への大きな一歩」と脅しのような書き出し(中2の教科書)

安倍首相のホノルルスピーチ「和解の力」と銘打たれたコラム内容は、日米同盟が世界平和に貢献する…と云った内容。

戦時中に日本が何をしたかの反省は書かれておらず、日本人が如何に素晴らしいか、愛国心を強調し過ぎているように思いました。

金沢工業大学の白木みどりさんと云う方を筆頭に
著作者の中に石川の方が5名。

学習指導要領の項目も
例えば「日本人としての自覚をもって国を愛し、国家及び社会の形成者としてその発展に努力をすること」といった「~こと」で締めくくられれていて
「こうあるべき」を押し付けられているようで
非常に違和感。。。

全体的にこうあるべき。という一つの答えに誘導されている言葉の選び方になってる。
権利は集団としての義務や責任を果たすための理由のような書き方。
個人ではなく、国民としてなすべき努力や姿勢の説明ばかりで息がつまる教科書であった。

本当にこの通りの授業が行われ、テストという形で評価がつくのであれば、成績のいい子どもたちの方が心配になる内容。

振り返りノートを使うことに関して。

先生の立場からすると、使いやすいのかもしれませんが、書き込みする内容が書く側からすると不自然すぎる。
すでに内容を読まなくても、意図している事がうかがえる。
そういうことを聞いているのではなくて、こう答えるべきでしょう。という指導がなされる事が容易に想像できる。

国民として教育と言う立場ではこの様な考えなのかと、勘ぐってしまう内容が多いと様に思いました。

<廣済堂あかつき>

一見ポップな絵付きの図に、年齢によって適用される刑法や民法などが表になったものが。。。

一項目事にふりかえりのノートが別についているのだけれど、

例えば「学校を愛し協力して集団生活を充実させる」など
書かされる内容はもちろん
タイトルがどれも違和感。。。

わたしたちを縛る法律についての記載はあるのに
法律よりも上位にある「憲法」については全く触れられていないことも気になります。(日本教科書も触れられていなかった)

一見軽くなっていて押し付けている印象は少なく言葉もべき。という使い方は少なかった。
でも、良く読んでみると法律を守る意識をや、集団での義務や責任が今からあなたたちには必要。とか。国の一部になるべく精進しましょうというメッセージがたくさんありました。

「法律」は国家が国民に対して、権利や自由を制限するためのもの。

憲法は、「権力を縛る」役割をもった「最高法規」

法律について記載するのであれば、同様に憲法についても記載しないとバランスが悪いと感じました。

(限られた時間の中だったので
もしかしたらどこかに記載されているのかもしれないけれど)

多感な時期の子どもたちが使う道徳教科書。

展示会場にはご意見を書きこめる用紙が置いてあるので
是非、お近くの展示を見にいって思いを書いて欲しいです。

=====================

☆7月の予定☆

・手仕事の部 「衣」を着る・縫う
7月5日(木) 13時~14時半 参加費:¥2500(会員)¥3000(一般)
会場:金沢市花園町

・小学生ママ集おうの会 ~自由学校で育った私~
㋆17日(火) 13時半~15時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:教育プラザ富樫

・Earth Field 親子クラス
7月28日(土)10時~11時半 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です