古民家の歴史と手仕事


昨日は手仕事の部として、布ぞうりを作ろう♫の活動を行いました。

会場は、金沢の郊外にある登録有形文化財にもなっている古民家のお宅にて。
ご縁をいただき、お邪魔させていただきました。
最初に家主さんのお話を伺いました。
とても立派な佇まいのお家。

商家や武家と、古くから残るお家はありますが、このお宅は金沢の「農家」としてのお宅。
そのため、農具や作業としての大きな蔵もあり、そこでどんな事が行われ、どのように使われていたのか、お話がありました。

歴史は遡り、

平安時代からのご先祖様のお話、

奈良時代、室町時代、江戸時代、

明治から昭和、その家に伝わる『伝承』としての歴史、その地域の歴史を教えて下さいました。
これぞ、「生きた歴史の授業」
大変、貴重なお話でした。

そして現在。

今では大変綺麗にされている広間ですが、家主さんがこの家に戻って来られてから、綺麗に整頓、掃除されたそうです。
昔ながらの家具もあれば、奥さまがリメイクされた家具もあり、

物を大切にすること、

リメイク術がいっぱいの素敵な広間でした。
また、

裏山も昔は広葉樹の山だったが、

竹林が広がり、山が荒れ、枯れかけてたとのこと。

それを、ご夫婦で整備し、広葉樹の山に戻している、

と、素晴らしい活動もされています。
家主さんが、この地での活動の様子など、綴られ紹介されているHPがあります。
里山で暮らす知恵、どうぞご覧ください。↓↓↓↓↓

寛太郎の家

様々なお話を伺い、

生活、経済、環境、そして教育。

一片の話ではなく、

どれも繋がる話であります。


そんな貴重なお話を伺った後、

布ぞうり作りを行いました。
もちろん、これもリメイク術です♫
使わなくなった古布を利用しての、ぞうり作り。
使わなくなったから、捨てる、
は、勿体無いですもんね。
そして、草履にする事で

足裏の感覚、足指の感覚、筋肉、動きが発達し、血流が良くなり、

健康に繋がります。
また、現代の子ども達の運動能力、筋力の低下にも問題があり、
この布ぞうりで解消出来る優れものです♫
奥さまは、さすが「仕事の手」をお持ちで、布ぞうり作りは初めてとの事でしたが、スラスラと上手に仕上げておられました。
「百姓」という言葉を聞くと、

「農家」と頭に浮かぶかもしれませんが、

《百のことを出来る人》という意味があります。
生きる知恵としての百姓、

目指していきたいですね♫

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です