大地に根を張る

灼熱の太陽が降り注ぐ7月14日。

再び藤瀬の地にやってきた。

静かなその地は、相変わらず大きくそして優しくて、きれいな空気に、思わず深呼吸してしまう。

田に苗を植えつけてから1ヶ月。

一苗一苗、祈りを込めて植えつけたあの苗たちはどうしているだろうかと、時折気にはなっていた。

けれど、日々の忙しさから苗への思いは頭の片隅に。

そんな中、再び訪れてみると、細く、まだ小さく可愛いかったあの苗たちが、株を増やしぐんと大きくなっている。

私たちが、バタバタと毎日を送っている間、苗たちは日々成長し、一歩一歩、確実に大きくなり、稲へと成長していた。

本日は、田んぼくらぶ第二段!雑草取り♪

1ヶ月ぶりの田んぼ。

足を踏み入れると、なんとも気持ちが良い泥の感触。【ふわっとしている】

そんな表現がぴったり。

雑草と稲。

二人は泥の中で陣地争いを繰り広げている。

生きる!

その為にまっすぐに必死に地に根を張る。

考えてみたら当然のこと。

私たちも生きるという当たり前のこと、改めて考えなければと感じた。

雑草を抜く。

いやいや。

抜くではない、剥がす。

ブチブチそんな音が聞こえるような気がした。

大地にぴったり張り付いている。生きるために必死に。

でも、稲の為に引っ剥がさせてもらった。

雑草を取り終えた田んぼでは、稲たちは次のステージへ!

し烈な陣地争いをしながら、株を増やし土台を作ってきた稲たち。

争いの相手がいなくなったこれからは、そのエネルギーを稲穂へと移らせていくのだという。

それが出来る為の今回の雑草取り♪

こんな風に知り、学んでいくと稲たちへの愛着がどんどん増していく。

活字の中だけでの学びではなく、実際に体験することの大切さ。そして、体験するだけではなく、それをフィードバックさせていく。これもまた大切な学び。

今回は雑草取りの後、ヒラタヒサコさんのもと、今日の思いを一つの絵に込める。

心に残った景色、匂い、温度、感触・・・

想いを色に乗せ、みんなあっという間に一つの絵を完成させた。

上手い下手ではなく、想いを形にできる素敵さ。

そこには正解も間違いもない。

ヒサさんは表現する喜びを優しくあったかく教えてくれるなあ。

あっという間の一日。

帰りは藤瀬のお水をくんで帰りました。

アースフィールドの仲間に出会って、今まで当たり前に思っていたことを改めて見直したり、一つ一つを丁寧に見ることが出来るようになったり、たくさんの学びを教えてもらっています。

今日もまた感謝。

開催報告と御礼

先週、Earth Field 2回目の合宿を無事に終えました。

台風の心配もありましたが、お天気も良く、
各講座、それ以外の過ごし方、すべてにおいて

『心地よい』時間が、参加された方々それぞれに
流れていたのではないでしょうか。

1日目
図工教室で講師を務めてくださったヒゲキタさん。
夕食作りから実験を披露し、
夜の講座から星の観察まで伝えてくださった四ヶ浦先生、
2日目
定例会をこの合宿で行えた手仕事の部、メンバーであり
講師を務めてくださった、したて屋・彩香さん。

講師の方々には、子どもも大人も
ワクワクした学びをいただき大変感謝申し上げると共に、

たくさんの各講座参加者さん、
そして、この合宿を支えてくださったのは
お野菜や食材をご寄付いただきました会員の皆様。
大変、大変、ありがとうございました!!!!

たくさんの方々に支えられたこの合宿、

学校創りは
社会つくり
未来つくり♪

を体感した合宿となりました。

それらすべて、津幡・日水花という素晴らしい環境があってこそ。

感謝、感謝の循環。

ありがとうございました!!!!

合宿の様子、各講座の様子など、少しずつレポートアップしていきます。

取り急ぎ、開催報告と御礼まで。

(合宿レポの前に、7月活動のそれぞれのレポ、アップしていきますね♪)

手仕事 縫う 4回目

7月5日

とても暑い1日でしたが、
参加者の皆様装いが
とても涼しげで、
改めてその土地の服装には
その土地にあった形にしてあった姿をしているのだと感じました。
風が吹くと涼しげな装い。
目にも涼しげです。

今回の参加者は7名。
いよいよ。
【裁つ】という作業。

一つのものを
私たちが切り分けて行きます。


そして。
ハサミを使い。
刃を使い。
何かを裁つ。


この動作は、
昔から日本のいろんな所作にありました。

裁つ。断つ。佇つ。立つ・・。

想いを馳せつつハサミと自分を繋ぎ
布に刃を入れて行きます。


一つの布とはここで切り離され、
一人一人の元にやって来ました。
これからは自分と向き合う作業です。

次回はとうとう繋ぎ合わせて
一本の紐を作ります。

運針の始まり。
運針の本番。

自分との本番です。

次回は!

日時:8月12日(日)  10:00〜11:30
場所:日水花


Earth Field の合宿が8月11日〜12日にあります。
合宿の詳しいお知らせはもう少しお待ちください。
手仕事の時間は12日の午前中に行います!

(松木)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
☆7月の予定☆

◎Earth Field 親子クラス サイエンスクラス 7月28日(土)10時~11時半 ※残席わずかです。
https://www.facebook.com/events/284887798751724/

 

本日です!

「小学生ママ集おうの会」

本日13時半〜ですよー!♫

毎回、リアルな情報が一番集まる!!というこの会。

学校生活の事だけでなく、

子どもを取り巻く環境のこと、

子育てのこと、

様々な事が、その時集まった方々と語られ、情報交換が出来、

「へーーー!!」

「そうなの??」

「知らなかったーーー!!」

の声が多く聞こえる会。

今回はゲストをお招きしますよ!

ゲストプロフィールは

下記詳細をご覧下さい。

「自由学校」という、公立学校とは違う学び方をして育った彼女。

親目線から考えると、

自由学校に在籍している間(小・中学校)は良いだろうが、その後、どんな進路があるんだろう??

と、一番の疑問ではないでしょうか?

(ただでさえ、進学率が高い石川県。中学校に入れば、すぐに「受験」を視野に入れて塾選びなどをするご家庭も多いですよね)

●きのくにこどもの村学園ってどんな所?

●学校生活はどんな生活?

●どんな学び方をするの?

●良かったところ、嫌だったところは?

●中学から先の進路はどうやって決めたの?

そして、今、何に希望を持って

生きているのか…

リアルな若者の声。

彼女は8月にアメリカに渡ります。

なので、お話を聴けるチャンスは

今日が最初で最後??

お席が満席に近づいておりますが、ドタ参ウェルカム!!

この機会、お見逃しなく!!!

– – – – – – – – – – – – – –

日にち:7月17日(火) 毎月第3火曜に開催いたします♪

*8月はお休みです

時 間:13時半〜14時半

会 場:教育プラザ 冨樫 211研修室

参加費:500円〜ドネーション制

*今回、ゲストスピーカーをお招きし、お話を伺います。

お話を聴いた上で、〈お気持ちの御礼〉プラスして下さい。

対 象:小学生をお持ちの親御さん、現在の小学校の情報をシェアしたい方、学校教育に興味のある方、どなたでも♫

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【 お申し込み方法 】

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※人数の把握のため、必ず下記の方法でお願い致します。

①イベントページ参加ボタン

●当ページではなく、各日程ページ内にある参加ボタンを押してください

◇下記コメントが必要です

・「参加します」

・お子さま参加ありの場合、お子さまの年齢

◇Earth Fieldよりコメント返信でご参加確定

②メールにてお申し込み

earthfield.ishikawa☆gmail.com(☆→@に変更)

◇下記を明記してください

・件名:小学生ママ集おうの会

・氏名

・連絡先

・お子様の参加ありの場合、お子様の年齢

◇Earth Fieldより返信メールでご参加確定

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ゲストスピーカー プロフィール

井坂鼓地(いさか つづち)

1999年東京都生まれ

奈良県の公立小学校に入学

小学校1年生で不登校になる

4年生で和歌山県のきのくに子どもの村小学校に転入

小学校、中学校での経験を通して農業に興味を持つ

きのくに子どもの村小学校、中学校を卒業

長野県のインターナショナルスクールISAK(現UWC ISAK Japan)に出願するが合格は叶わず、石川県立輪島高校に入学

高校1年生でUWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)に出願、特別支援奨学生としてニューメキシコ州のUWC-USAに派遣となる

UWC-USAで2年間を過ごし、同校と輪島高校を卒業

UWC-USA在学中のインターンシップやワークショップ等を通じて、種子の問題に興味を持つ

2018年8月よりケンタッキー州のBerea Collegeに農学専攻で進学予定

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☆7月の予定☆

◎Earth Field 親子クラス サイエンスクラス

7月28日(土)10時~11時半

https://www.facebook.com/events/284887798751724/

※残席わずかです

体感する学び

6/23 親子クラス 「算数の会」

会場:俵芸術交流スタジオ

参加者:大人 19名 子ども15名

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金沢市内から医王山に向かって車を走らせると、
昔ながらの風景に囲まれた町並み、
山々に沿った棚田が青々としていました。

「子どもは緑に囲まれて育つ」

正にピッタリな環境。

細い坂道を登ると
廃校になった小学校が新たに誕生した
「俵芸術交流スタジオ」

今回はここでアースフィールド 親子クラスを行いました。

小学校の面影を残しながらも、エレベーターがあり、教室もスタジオに変身。

古いようで新しい空間にぞろぞろとこの日の参加者が集まりました。

いつものメンバーや、初めまして!のメンバーもぞろぞろと。

はじめにアースフィールド担任からの注意事項やレクレーション。

そして、歌をうたっての挨拶♪

はじめまして、の人たちも多かったので、場が和みました。

そして、次はリズムに合わせて手あそび!!


最初は簡単だったのに・・・・段々難しくなってきて

お手本のオトナも間違えて大爆笑!!

それでも好奇心旺盛な子どもたちは
「どーゆーこと??」「やってみよう!」とトライする子も。

徐々に慣れてきた子どもたち。
最初はお父さん、お母さんにくっつき虫だった小さな子も自然と離れて
グループ作りゲーム♪


数をかぞえながら、お友達や大人たちの顔を見ながら・・・・
何人になった!さっき一緒だったから、違う子と!と、考えながら。

歌って、カラダを動かして、ウォーミングアップの終了です。

そう、今日のクラスは「算数の会」

ウォーミングアップが終わると、自然と子どもたちはお父さん、お母さんから離れて、前に出ていました。

この日の先生は元小学校教師 中川律子さん


数学教育研究協議会という、数学教育に関してのスペシャリスト。
「楽しくわかる算数・数学の授業」の研究・実践を重ねておられる方です。

皆の前に登場したのは、お風呂場(銭湯で見かける)『タイル』

両手ですくってみたら、どれぐらいのタイルの量があるかな??

大きい手の子もいれば、小さな手の子も。
欲張りな子もいれば、控えめな子も。

数をかぞえるときに、小学校でも小さなプラスチックの小物を使ったりしますが
本物のタイルを使うことで、数をかぞえるだけでなく「量感」を味わいます。

集めたタイルを数えてみよう!
どうやったら数えやすい?

一人一人が考え、工夫しながら数をかぞえます。

グループのみんなを合わせたらどれぐらいになる?


数が大きくなればなるほど、数えづらくなってくるのを
工夫して、わかりやすく、数えやすく並べています。

今度は各グループで集めたタイルを全部集めてみよう!と。

そして、どれぐらい大きな数になったのか、、、、、

数にはお部屋があること。


少し歴史のお話もあり、昔のエジプトはこんな風に数を表していたんだよ、と。
(これには大人もビックリ!!)

数のお部屋があって、大きい数、小さな数がわかると
またグループに戻って、カードじゃんけんをしました♪

遊びながら、数の大きさ、小ささを学びます。

この日は1の位~100の位まででしたが、
もっと大きい数もあれば、小さな数もある。

そして、それは仏教の言葉にも出てくる!!
(マニアック!笑 高学年はここからが面白くなるところでしたが、時間切れ)

子どもだけでなく、大人も「へーーー!」や、「面白いなぁ!!」と関心する声の中、「算数の会」が終わりました。

◎参加者さんの声◎
・学校では手を挙げて発言しなきゃダメ、な雰囲気の中学んでいる娘。最初は戸惑っていたが、心が少しずつ溶けていく様子がわかり、子どもたちが主体性を持って学ぶ姿に嬉しくなった。

・異年齢のみんなでできたので、一人や親子では体験しにくいたくさんの数をかぞえれた。

・暮らしの中で子どもに質問されたときにどう説明すればいいかわからなかったが、教え方のヒントになり、大人もとても勉強になった。

・普段の授業の倍の時間、小さな子も集中して参加していることに驚いた。
(対象は小学生~でしたが、一緒に参加された幼児さん(小さな子では4歳の子も!)も混ざって、遊びながら学んでいました!!)

大人も子どもも異年齢で学ぶからこそ、各年齢によっては物足りない感はあったかと思いますが「面白い!」が先に来る、算数の授業でした!!

ご参加くださいました皆様、ありがとうございました!!!

次回、Earth Field親子クラスは
7月28日(土) サイエンスクラス
現場で実験!!ということで、教室を飛び出しての課外授業!
4月に行いました砂鉄を集めて鉄を作った進化系!
能登・門前にある「琴が浜」まで行って、現地で材料調達から始まります!!
(琴が浜には良質な砂鉄が集まるそうです!!)
砂鉄を集めて、鉄、ナイフを作り、海から海水を汲み上げ塩作り、そして豆腐作りも行います!!!
詳細はイベントページをご覧ください。
https://www.facebook.com/events/284887798751724/

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☆7月の予定☆

◎お醤油作り師匠がやってくる!!&読書会
7月12日(木)13時~14時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:日水花
https://www.facebook.com/events/261802997922606/

◎田んぼくらぶ~除草~&絵本を作ろう♪
7月14日(土)9時半~15時
会場:のと藤瀬
https://www.facebook.com/events/1670506839685727/

◎小学生ママ集おうの会 ~自由学校で育った私~
㋆17日(火) 13時半~15時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:教育プラザ富樫
https://www.facebook.com/events/2015395015387972/

◎Earth Field 親子クラス サイエンスクラス
7月28日(土)10時~11時半

現場で実験!琴が浜でワクワクサイエンス(アースフィールド親子クラス)

夏真っ盛りの7月最後の土曜日☀
現地で材料を自分たちで採集して、
その場でナイフや鉄、塩を作ってしまおうという
夏休み親子クラスの開催です!
 
イベント詳細はこちらから↓
https://www.facebook.com/events/284887798751724/
 

能登の門前・剱地には「琴が浜」という、
とても魅力的な砂浜があります。

その魅力は美しいだけではありません。
「鳴き砂」として知られる琴が浜の砂には
水晶が多く含まれ、歩くとキュッ、キュッという
独特の音がするのです。
おまけに良質の砂鉄も産出され、江戸時代には
この砂鉄から針金などが作られていました。
琴が浜は、海水もきれいです。

このきれいな海水を煮詰めて、
塩をつくってみましょう。

この塩の結晶から、なんとお豆腐ができる?
砂鉄からは鉄を取り出し、
鏡やナイフを作ってみましょう。

この塩や、砂鉄、鳴き砂を30倍の
マイクロスコープで覗いてみると?
なんともきれいな結晶の世界が開けます。

おとなも子供もワクワクできる
不思議がいっぱいの琴が浜で、
サイエンスを楽しみましょう♪

・・・・・・・・・・・・・・

◆講師プロフィール
四ヶ浦 弘先生(金沢高等学校 講師)

金沢高等学校で長年理科の教師を勤める傍ら、金沢の砂金の他、特産の金、真ちゅう、白金、銀などの箔を使った実験の開発や研究に高校生と取り組む。

これらの実験やものづくりを楽しむ
<出前実験科学館・金沢・金の科学館>代表。

近年は「宮沢賢治サイエンスファンタジー」など、科学者 宮沢賢治が詩や物語に織り込んだ科学現象を実験を通して再現する授業も行っている。

著書「金沢のルーツ・砂金を探せ!」「実験で楽しむ宮沢賢治 サイエンスファンタジーの世界」(金沢・金の科学館)ほか、授業研究誌などに寄稿多数。

・・・・・・・・・・・・・・

■時間:10時~11時30分(受付9時45分)

■対象:小学生のお子さんと保護者。

未就学児同伴での参加ももちろんokです。託児はありませんので、ご自身で見守りをお願いします。
大人のみの参加も歓迎です!

■会場:琴が浜
(石川県輪島市門前町剱地)
琴ケ浜泣き砂パーク駐車場(無料)をご利用ください。
200m程距離があります。

■受講費:

大人2500円 / 子ども(小学生以上)500円

(会員は大人料金から500円引きになります)

※未就学児は無料です。

※当日お支払いの際、できるだけぴったりの金額でご用意をおねがいいたいします。

■定員:20名

■持ちもの
筆記用具、帽子、水筒、タオル
海に入りたい方は、水着などご準備下さい ^^

☆お申し込み方法☆
※人数の把握のため、必ず下記の方法でお願い致します。

①イベントページ参加ボタン+コメント
・氏名、お子様氏名
・お子様の年齢
②こちらより、お返事コメントで受付完了

又は、

FB以外からのお申込みの方
earthfield.ishikawa☆gmail.com へ
(☆→@に変換してください)

・件名:7/28 アースフィールド親子クラス
・氏名、お子様氏名
・お子様の年齢
・連絡先
をお書きいただき、送信してください。

再生へ・・・・

明日となりました、
月に1度の『手仕事の部』

私たちが毎日着ている洋服は「買わなければ」手に入らないもの。
(もちろん、お裁縫が得意な方はご自分で作れたりしますね♪)

たとえ、裁縫が得意だとしても
日々の仕事、家事、育児で終われる生活の中に
「服を縫う」時間がなかなか難しい世の中になっていますよね。

昔は「衣服が縫えて一人前の女性」という時代だったそうで・・・
それは、衣服を「買う」のではなく、自分たちで「見繕う」
という、『消費社会』ではなかった証拠。

そんな生活の中に散りばめられた手仕事によって培われていた
身体性。

現代人の私たちはほとんどが失っています。

「物がなかったから・・・・・」不便だった、という時代ではなく、
物がなくても工夫をして、身体を養う一石二鳥(もしくはもっと・・・!!)
は、ご先祖様たちが残してくれた賜物です。

それが『和裁』

今までは「運針」と一つの着物を解体し、反物に戻しました。

和服って、一つの布を余すことなく使い切るのですよね。
洋服は型紙を使って布を切り抜くので、「切れ端」ができます。。。

今回は、反物に戻した布から新たに「紐」を作ります!

その裁断を行いますよ♪

金沢の登録文化財に指定されている古民家にて。

ご参加お待ちしております。
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【 詳 細 】
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《第5回》
◇日程 7月5日(木)
◇時間 13:00-15:00(受付12:45-)
◇場所 金沢市花園町(参加者へ個別お知らせ)
◇受講費 会員2500円 一般3000円

※受講費は当日お支払いください。
お釣りのないようご協力お願いいたします。

◇参加対象 どなたでも♫
学校創り、社会創り、コミュニティ創りに
興味のある方、大歓迎です!
お子様連れ可能ですが、託児はございません。
針を扱いますので、充分ご注意くださいませ。

※毎回参加されると学びが深まる継続講座ですが
途中回からご参加いただくことも可能です。

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【 お申し込み方法 】
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

※人数の把握のため、必ず下記の方法でお願い致します。

①イベントページ参加ボタン
●当ページではなく、各日程ページ内にある参加ボタンを押してください
◇下記コメントが必要です
・「参加します」
・お子さま参加ありの場合、お子さまの年齢
◇Earth Fieldよりコメント返信でご参加確定

②メールにてお申し込み
earthfield.ishikawa☆gmail.com(☆→@に変更)

◇下記を明記してください
・件名:手仕事「衣」を着る、縫う
・氏名
・連絡先
・お子様の参加ありの場合、お子様の年齢
◇Earth Fieldより返信メールでご参加確定

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☆7月の予定☆

◎手仕事の部 「衣」を着る・縫う
7月5日(木) 13時~14時半 参加費:¥2500(会員)¥3000(一般)
会場:金沢市花園町

◎お醤油作り師匠がやってくる!!&読書会
7月12日(木)13時~14時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:日水花
https://www.facebook.com/events/261802997922606/

◎田んぼくらぶ~除草~
7月14日(土)10時~15時
会場:のと藤瀬

◎小学生ママ集おうの会 ~自由学校で育った私~
㋆17日(火) 13時半~15時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:教育プラザ富樫
https://www.facebook.com/events/2015395015387972/

◎Earth Field 親子クラス 理科
7月28日(土)10時~11時半

「小学生ママ集おう♪」@教育プラザ富樫

 

6月19日
参加者は大人11人、小さな子たち5人(なんと富山から来て下さった方も!)

摘みたてのどくだみの香りや、無邪気で自由に動き回る可愛い子たちに癒されつつ
どくだみチンキを作りながら
小学校の気になるあれこれをゆるりと語り合いました。

 

小さな子を持つママたちからは

・小学校ってどんなところ?
・校区外通学についてどう思う?
・学校によって、どう違うの?
。子どもたちはどう過ごしているの?

などなど様々な疑問が飛び交い

現在、子どもを小学校に通わせているママたちからは

・給食の時間が短い。如何に早く食べ終われるかをクラスで話し合って、3~5分で食べ、スピードを競ってポイントが溜まると宿題が1回ナシになる。謎のルールがある。咀嚼不足などで体調を崩すよね。

・宿題が異常に多い。子どもたちからは「いつ遊べばいいの?」
「遊ぶってどうしたらいいの?」と切ない声も。。。

・子どもが遊んでいたボールが私有地に入ってしまっただけで学校から注意喚起の一斉メールが来る。
私有地の持ち主が直接注意するのではなく学校に連絡。地域と子どもたちの関係性にも問題があるかも。

・教育基本法の改正後、先生たちの負担がとても大きく、本来、理想としてきた教育ができない。先生たちも可哀想

・事項式の給食を提供しているところが少ない。働き方改革で給食センターで長年働いてきた自給の高いベテラン職員さんが解雇されている⇒給食の質の低下に繋がるのでは?

・現在の学校に馴染めない子どもたちへの対応も少しずつだが柔軟になって来ているように感じる。
親と学校&先生がどう関係性を作るのかも大きく影響するのでは?

・大人の都合ではなく、その子の「個人の尊厳」を尊重した学校作りができたらいいのに。

・通学ルートの見守りは防犯上安心かもしれないが、監視されているので、子どもたちが道々の虫を見つけたり、草花を摘んだりといった寄り道&発見ができない。「この道から逸れてはいけない」と刷り込まれているように感じる。

など、実際に経験したこと、こどもたちのリアルな様子をシェアし合いました。

手仕事をしながら顔を合わせて話すことで
良いことも、課題もどんどん見えてくる。
これぞ「THE 井戸端会議」

様々な問題の根源は「学校」という現場ではなく
もっと上の機関であったり、責任や問題解決をすべて学校任せにしている保護者の意識の低さも大きく影響しているように感じます。

「子どものため」と云いながら、実は大人都合のアレコレのシワ寄せがすべて子どもたちに行ってしまっている。

その状況を変えていけるのは
保護者であるわたしたち。大人たち。ですよね。

 

 

 

 

 

 

文:市井
写真:松木

 ◆来年度の中学道徳教科書を見てきました◆

展示されている道徳教科書はすべて検定合格済みのもので
この中のどれかが、来年から石川県内の中学校で使用されます。

すべてを熟読できた訳ではないのですが
これはマズイ…と、印象に残ったものを。

<日本教科書>

冒頭から「14歳の責任」というタイトルで「刑事責任能力=大人への大きな一歩」と脅しのような書き出し(中2の教科書)

安倍首相のホノルルスピーチ「和解の力」と銘打たれたコラム内容は、日米同盟が世界平和に貢献する…と云った内容。

戦時中に日本が何をしたかの反省は書かれておらず、日本人が如何に素晴らしいか、愛国心を強調し過ぎているように思いました。

金沢工業大学の白木みどりさんと云う方を筆頭に
著作者の中に石川の方が5名。

学習指導要領の項目も
例えば「日本人としての自覚をもって国を愛し、国家及び社会の形成者としてその発展に努力をすること」といった「~こと」で締めくくられれていて
「こうあるべき」を押し付けられているようで
非常に違和感。。。

全体的にこうあるべき。という一つの答えに誘導されている言葉の選び方になってる。
権利は集団としての義務や責任を果たすための理由のような書き方。
個人ではなく、国民としてなすべき努力や姿勢の説明ばかりで息がつまる教科書であった。

本当にこの通りの授業が行われ、テストという形で評価がつくのであれば、成績のいい子どもたちの方が心配になる内容。

振り返りノートを使うことに関して。

先生の立場からすると、使いやすいのかもしれませんが、書き込みする内容が書く側からすると不自然すぎる。
すでに内容を読まなくても、意図している事がうかがえる。
そういうことを聞いているのではなくて、こう答えるべきでしょう。という指導がなされる事が容易に想像できる。

国民として教育と言う立場ではこの様な考えなのかと、勘ぐってしまう内容が多いと様に思いました。

<廣済堂あかつき>

一見ポップな絵付きの図に、年齢によって適用される刑法や民法などが表になったものが。。。

一項目事にふりかえりのノートが別についているのだけれど、

例えば「学校を愛し協力して集団生活を充実させる」など
書かされる内容はもちろん
タイトルがどれも違和感。。。

わたしたちを縛る法律についての記載はあるのに
法律よりも上位にある「憲法」については全く触れられていないことも気になります。(日本教科書も触れられていなかった)

一見軽くなっていて押し付けている印象は少なく言葉もべき。という使い方は少なかった。
でも、良く読んでみると法律を守る意識をや、集団での義務や責任が今からあなたたちには必要。とか。国の一部になるべく精進しましょうというメッセージがたくさんありました。

「法律」は国家が国民に対して、権利や自由を制限するためのもの。

憲法は、「権力を縛る」役割をもった「最高法規」

法律について記載するのであれば、同様に憲法についても記載しないとバランスが悪いと感じました。

(限られた時間の中だったので
もしかしたらどこかに記載されているのかもしれないけれど)

多感な時期の子どもたちが使う道徳教科書。

展示会場にはご意見を書きこめる用紙が置いてあるので
是非、お近くの展示を見にいって思いを書いて欲しいです。

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☆7月の予定☆

・手仕事の部 「衣」を着る・縫う
7月5日(木) 13時~14時半 参加費:¥2500(会員)¥3000(一般)
会場:金沢市花園町

・小学生ママ集おうの会 ~自由学校で育った私~
㋆17日(火) 13時半~15時 参加費:¥500~ドネーション制
会場:教育プラザ富樫

・Earth Field 親子クラス
7月28日(土)10時~11時半 

衣を着る・縫う第三回 レポート

会場に使わせていただいている、伊東さんのお宅の風通しのよさを身体中で感じて、身体と環境とを通じ合わせるところから講座は始まりました。

この日は着物をほどいてみようの会。

完成系を知って、紐解いていくという学び。

反物を着物にしていく行程の組み立てを、ゴールからスタートに逆戻りしていく作業。 

長い月日を経て磨かれた着物というカタの美しさは、作る行程の随所に表れていて、どこをみてもおさまりがよく美しい。

わたしがほどくのを担当した背中の部分は、縫い合わせたところが内側から見てもきれいに収まるように、また、表に縫い目が出ないように、着物と同じ反からとった布を細くつなぎ合わせたものを一緒に縫い付け、折りたたんで倒して押さえて縫ってあるそう。(文で表現するのはむつかしい、、)

↓ほどいては解説する、講師の二木さん(真ん中左)

無駄なくひとつひとつとても丁寧に、ひたすらに布が大切に使われてきたことが、糸をほぐしていく過程で身に染みる。

一昔前だったら、ほどいて洗って、張り板に付けて乾かして、また縫い直して着る。

しかも季節に合わせて、都度作り変えていた。秋には合わせにしたり、冬には中綿を入れたりと、一年中ほどいたり縫ったりして、ずっと使い続ける。

布との付き合い方、布の在り方が今とまるで違う。せつなくなるほどに!

 

洗い張りはできないので、、今回はほどいた布にアイロンをあてる。

繊維の方向に沿ってすべらすように、、

つやと張りが出て、布が生き返った!

 

ほどいた布を全部を縦に並べると、着物が反物のかたちに戻っていく。

この一反の布を小さな子どもの時から大人になるまでずっと使えるように、着物は設計されているという。日本人に脱帽です。

 

作っては壊す、壊しては作る、のむかしの日本人。

現代だと、作る過程を知らない。いらなくなったら捨てる。その先も知らない。

作る過程を知ることだけが学びではなかった。壊し方にも作法があり、その繰り返しで文化が洗練されていったのだ。

 

反物のかたを保ったまま使い、着続けることに関しても、長方形というカタが決まった中であれほどに美しいものを作ってきた創造性に感服。

布への敬意をとても感じて、ジーンとする。敬意があれば、カタのなかで創造性を発揮できる。

 

ほどいてみてわかったこと、身に染みたことがたくさんありました。

 

こんどはこのほどいた布を使って、紐を作る!

紐にもいろいろ。手に取って、どんな紐が今の自分になじむのか?自分に聞いてみるところから始まる紐づくり、次回もとても楽しみです。

(西村)

 

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