先週末は、富山シュタイナー教育芸術の会さんと共催での、
夏休みシュタイナー教育体験合宿
でした。
共催と言っても、
講座の準備から、会場手配、講師との打合せ、細やかな配慮に至るまで、
富山の大坂さんが気を配って下さり成り立ち、無事終えた合宿。
大坂さんには大変、大変、お世話になり、感謝しかありません。
御礼申し上げます。
さて、
・はじまりの会
からスタートした合宿。
富山から、金沢から、福井から、愛知から、京都から!!
各地から集まった、
仲間だったり、初めまして、だったり。
その緊張感をほぐす、ウォーミングアップである、はじまりの会。
注意事項や、周りとの関わり方など、オリエンテーションを終えてから…
《七夕のお話》から始まりました。
え?7/29だと七夕過ぎてるのに?
と、誰もが疑問に思われたかと思いますが、
大切な《暦》の話に繋がりました♡
そして、
1日目は
・大人:オイリュトミー
・幼児〜小学2年生:ライゲン&遊び
・小学高学年:言葉遊び(言語造形) 彫塑(粘土造形)
と、それぞれに活動。
大人はどうしても、我が子がどんな風にクラスを行なっているのか、ちゃんとやっているのか…と、気になり「見たくなる」のが心情ですが、
大人は大人の時間。
子どもは子どもの時間。
それぞれの世界が確立され、守られて進行されている、贅沢な合宿。
さて、
筆者は大人なので、大人オイリュトミーのクラスしかレポ書けませんが、あしからず♡
講師は3月の時にお招きした穴田先生。
今回はライアーの生演奏のもと、
基本的な足の動き、使い方。
そして、3月に行なった事からの流れを汲んで下さり、初めての方も分かりやすく、3月に参加された方は、復習も兼ねて、前回からの繋がりのある内容でもありました。
コトバ、リズム、カズ
を、感じながら、考えながら、カラダを使う。=正に体感する学び。
その集大成を2日目の最後に発表する作品になるのですが、
習った事を1日でマスターし、人前で発表する、というのは、とても至難な技です。
が、穴田先生はその事も含め、クラスを進行する。
オイリュトミーの素晴らしさだけでなく、穴田先生の講師としての、導き方、クラスの作り方なども、学び多い時間でした。
さて、子ども達のクラスの内容は…
見てない(見れない)ので、分かりませんが、クラスを終えた子ども達の表情を見れば物語ってました。
小学生の高学年、コトバの時間では
ヲシテ文字(古代文字)を使ってのクラス!
言葉の持つ力、エネルギーを存分に味わったのではないでしょうか。
「見て見て〜!」と嬉しそうに見せてくれる子もいました。
1日目の締めは
Earth Field のシュタイナーに学ぶで講師を務めて下さる、たや仁子さんと、彫塑の講師の村上智さんのライアーによる「なめとこ山の熊」のお話コンサート。
今の子ども達は、アニメや漫画や映画…物語を視覚から入る子が多いのでは、と思いますが、
見るものがなくても、たやさんのお話に食い入るように聴いています。
そう、これが「コトバの力」なのか、一つ一つのコトバが頭の中でイメージを映しだし、映像が浮かび上がるようでした。
2日目
清々しい朝からスタートしたのは、
朝露集め!
自然豊かな湯涌、創作の森。
葉っぱには美味しそうな朝露が付いていました。
一粒のものもあれば、
沢山身に付けているものも。
集めた朝露で、七夕の短冊に願い事を書きます。
ここでもヲシテ文字を使って。
朝露で書いた願い事は叶うと言われているそうです。
(現に、去年書いた事が叶い、体感済み!と)
願い事を叶える覚悟、
叶った時の驚きを受け入れる土壌。
心の在り方。
そして、また大人と子どもと分かれてクラスがスタート。
2日目の大人は彫塑です。
まず最初に人型を作るのですが、幾多もの粘土の塊をちぎったり、付けたり…ではなく、
一つの粘土から形を作り出す。
そして、オイリュトミーの「あ、い、う、え、お」のそれぞれのコトバの意味を表す動きを粘土で表現する。
人型から、肉付けをしていき、段々と抽象的な形に。
製作を終えて、一人一人プレゼンテーション。
様々な思考と表現方法に触れた時間でした。
その間、子ども達は、年齢に分かれてのオイリュトミー、遊び。
大人のオイリュトミーは、とても静かな音楽で、ゆったりとした、セラピー的な要素もある世界で、
大人は大人でいいのですが、
一番の疑問。
「これ、子どもがらやったらどうなる?」
「子どもに出来るのか??」
でしたが、
子どもは子ども。
1階で大人たちが彫塑(粘土造形)をやっている時に、
2階からバタバタバタ!!!と、物凄い足音。
と思ったらピタリと音がしなくなる。
クラスの様子は見ていない(見れない&邪魔をしないことも大切です)ので、分かりませんが、子どもに聞いても
「ひみつ」
と。。。
だけども、子どもたちの満たされた表情を見るだけで充分と思います。
合宿の最後、
そして、大人オイリュトミー発表会。
短期間での製作作品でしたが、
「とても感動しました。余分なものが全くなく一人ひとりの人が、ただ立って、歩く姿のなんと美しいことか。胸を開き・閉じる、二人の人が交わり離れることの、なんと衝撃的に観る者の胸にうったえることか。んーーー感動的でした。」by たや
と、お褒めのお言葉も。
贅沢すぎる程のクラスの充実だけでなく、「合宿」という、形で生まれた一人一人の自立、自律と調和の繋がり。
実り多く、深い時間でした。
ありがとうございました。
Earth Field では、
次回、8/19.20に合宿を行います。
通常の学校では受けれない
「仮説授業」
だけでなく、
「自由とは」に向き合うワーク。
こちらでも、再びオイリュトミーの機会をいただきました。
単発受講、一般(会員以外の方)も受講可能です。
ご希望の方は、FBイベントページ、またはHPイベント・勉強会情報にて。
富山では、8月22日に穴田先生のオイリュトミーを行うそうです。


最後に、、
湯涌・創作の森にて、
今回のシュタイナー合宿を主催していただきました、大坂さゆりさん。
ライアー、彫塑の村上智先生の作品展が8月6日まで行われております。
どうぞ、足をお運び下さいませ。
































































































