アースフィールド親子クラス 《真空の世界》

真空とは、真(まこと)の空(からっぽ)と書く。
文字通り、空間に空気も何もない状態のことを言う。
何もない空間は、吸い込む力が強くなる。

最近、近所の青いコンビニエンスストアが閉店セールをやっていた。
コンビニエンスストアの閉店セールは、仕入れを全くしなくなり、店内全商品半額となり、物がドンドン売れて、商品棚が空っぽになっていく。
その状態は店内真空と似ており、もし仕入れを再開した際は、簡単に陳列ができるため、商品を吸い込む力が強まっているという感じである。

という、どうでもいい事を書いてしまうのも、この講座内容は、詳しくは書けないのである。
なんたって、驚きモモノキであるから、書いてしまうと、驚きもモモノキも生えないからである。

 

書けるところを書くとするならば、伝統的科学的な問題解明方法とは、仮説を立てて実験をし、その実験結果から仮説を再検討することにより、答えを導き出すものであり、この講座はその手法で進められる。

ただ、そんな難しい言葉は全く使われないが。

その進め方のよかったところ、子どもたちが少し成長した時に、やったことある!という経験が何らかのイニシアティブにはなるかな、という点である。

ちょっと残念だったことは・・・
真空とは、なぜ起きるのか?という疑問をもう少し深いところまで考える方向性につながったら良かったな、と個人的な感想として思う。
真空が空気を吸い込む力のもとは、どこからくるのだろう?地球の引力が空気を引っ張っているから・・・といったことに思いがいくと、ではなぜ地球は空気を引っ張っているのだろう?という疑問へとつながっていく。

なぜ青いコンビニエンスストアは閉店しなければならなかったのかと言えば、両側から数字のコンビニエンスストアに挟まれてしまったからであり、なぜ数字のコンビニエンスストアはそんなことをするのだろう、というような・・・

 

===============

11月の予定
◎手仕事の部〜「衣」を着る 縫う
11月8日(木) 13時〜14時半
https://www.facebook.com/events/176392189953698/?ti=icl

◎小学生ママ集おうの会
〜ミツロウろうそく作り〜
11月18日(火) 13時〜14時半
https://www.facebook.com/events/758420337837415/?ti=icl

◎田んぼくらぶ☆収穫祭☆
11月23日(金・祝) 9時半〜15時

◎Earth Field 親子クラス
〜カラダで遊ぼう〜
11月24日(土) 10時〜11時半

◎アドヴェントガーデン 冬至のお祭り
11月24日(土) 15時半〜17時
https://www.facebook.com/events/1429303320536867/?ti=icl

◎自家製醤油を絞る会
11月25日(日) 10時〜12時半
https://www.facebook.com/events/297377244437218/?ti=icl

ゆらゆら

先月に行いましたEarth Field親子クラスのレポです。

日時:9月22日(土)10時~11時半
会場:俵芸術スタジオ
参加者:大人7名 子ども:9名(+幼児4名)

今回講師を務めて下さった村井先生。
加賀市からはるばる来てくださり、村井先生の住んでいる地域ではお祭りが行われていたそうで・・・
そんな大事な日に来てくださいました。

この日は子どもだけの参加が多く、
大人も子どもも、「何をするんだ??」からスタート。

なぜだか、みんなの前にはロープがはられていますから。
コレはいったい何に使うんだろうか・・・・

先生から簡単な説明があり、
たくさんの素材が用意されました。

「こうやって作ります」
「こう作ってください」

なんて指示は一切なく、自分の想い想いを表現して・・・

骨組み、どんな感じにする??
小学生の男の子や女の子は、どんどん自分で考えて組み立てていきます。

幼児さんは周りの大人やお姉ちゃんがお手伝い。
この「お手伝い」のバランスが大事で・・・・

手を出し過ぎないこと。

コレは「子育て」にも通じること。

なので、大人は一緒に製作に没頭する人もいれば、

「見守る大人」

「子どもの成長を邪魔しない大人」

「子どもが伸びる時をサポートできる大人」

の、訓練をする大人も♫

(家庭の中でやろうと思っても、どうしてもイライラしたり、ついつい手をだしちゃいますよね。こうやって、他の大人の目がある事で、出来る事でもあります)

そして、先生も全く手を出さず、

製作に没頭する子達に寄り添い、

「へー!」

「素晴らしいね」

「面白いね」

と、ご自身の感じた事を伝え、

それを受け取る子どもは、更に意欲を増して製作に没頭していく、

素敵なエネルギーの循環がありました♡

どんなモノを付けようか。
どんな飾りつけにしようか。

それぞれ、アイディアを出しながら作っているのですが、
小学生高学年にもなれば、大人には発想出来ないビックリなモノを
創りだします!!

この脳みその柔軟性・・・いつまでも大切にしたいですよね♪

そして、飾りつけは大人でも難しい。。。

読書会で読み進めている「十二感覚論」
まさに《運動感覚》と《平衡感覚》に通ずるものがありました。

前回レポ↓↓↓↓
http://earth-field.org/2018/10/12/%E7%A7%8B%E3%81%AE%E8%AA%AD%E6%9B%B8/

様々な道具を使うのですが、
カラダ、指先をしっかり使わなければいけないものばかり。

身体操法の訓練でもあるようです。

 

 

大人も子どもも、皆さん大作が出来上がりました!!

正解なんてなく、
どれが「良い」「悪い」もなく、

制作に没頭した証の作品で、どれも素晴らしいものでした!

 

最後はみんなで♪

小さな子から、大きな子、大人まで
それぞれに自由に、自分の想いを表現する。

素晴らしい時間となりました。

講師を務めて下さった村井先生、ありがとうございました。

クラスが終わってから、子どもたちの様子、クラスの様子、
そして、今の学校、社会の事など、多岐にわたるお話ができ、

Earth Fieldの目指すところ、重要性を再確認いたしました。

次回、27日(土)理科の実験授業を行います♪
ワクワク、ドキドキな大発見が出来る、面白いクラスです♪
https://www.facebook.com/events/1874789572617360/

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☆11月の予定☆
・2日(金)13時~ 読書会&ミーティング
会場:日水花

・8日(木)13時~14時半 手仕事の部~衣を着る、縫う~
会場:Petit kicco
※お子様連れ可能です。初めての方、この回がラストチャンスとなります!
気になっている方、ぜひご参加ください♪

・20日(火)13時~14時半 小学生ママ集おうの会~ミツロウろうそく作り~
会場:Petit kicco
※週末に行います冬至のお祭り「アドヴェントガーデン」で使用するミツロウろうそくを作ります♪

・23日(金・祝)9時半~15時 田んぼくらぶ 収穫祭&絵本作り
会場:のと藤瀬
※田んぼくらぶの集大成のお祭り♪お餅つきをしますよ!

・24日(土)10時~11時半 Earth Field親子クラス 「カラダで遊ぼう!」
会場:俵芸術スタジオ
※カラダを使って、コンテンポラリーダンスのような?身体表現の世界へ・・・・

・24日(土)16時~  アドヴェントガーデン
会場:日水花
※昨年も行い神秘的な世界に包まれました。冬至のお祭り。ぜひ、体感してください♡

・25日(日)10時~12時 お醤油絞り体験
会場:日水花
※お醤油つくりのいよいよ集大成!!ついに仕込んできた醤油を絞ります!!

◎24日~25日 Earth Field合宿 vol.3

布ぞうりを作りながら

夏休みを終えての9月の小学生ママ集まろう!の会。

参加者:8名+ベビさま2名

ゆるゆると集まった方から

布ぞうり作りを開始。

様々な作り方がありますが、

最低限の道具で作るやり方で。

なので、ご自分のカラダを最大限に使います♫

そして、この布ぞうりの利点。

便利な世の中のお陰で

歩く事が少なくなり、子どもの筋力・体力・運動能力の低下が物凄く心配されている世の中です。

とある大学では、

裸足よりも、草履を履く事で

姿勢が整い、身体能力、集中力も向上した、という研究データもあります。

という事で、布ぞうりをお家の中で

スリッパ代わりに履く事で、

普段の生活から、気を付けられるのです♫

布ぞうり作りでは、

大人用、子供用と材料を用意し、

使う布は、各ご家庭で不要になった洋服。

そう、ゴミを減らして再利用も出来ちゃうのです♫

参加された方々は、

それぞれに洋服を切って事前準備をした上で持ってきてもらいました。

意外と簡単な作り方ですが、

慣れない姿勢や手の動き。

慣れない動きをするのは、カラダの活性化にとても良いのです♫

そんな手仕事をしながら、

自己紹介をしながら、

小学校についての情報交換を。

ベテランママさんからは、

10年前の小学校と、今の小学校の違い、変化の流れなど聞けました。

また、まだ小学校に行ってないお子さんのお母さんも参加され、

必ず通るであろう「小学校」について、

「へーーーー!!」

「今って、そうなってるの??」

な反応や、

特認校の情報、様子、

私立小学校の様子、

など、様々な情報交換となりました!!

今月は年長さんにとっては

『就学時健診』なるものがありますね!

そして、学校公開ウィークもあるので、去年、それぞれに色んな学校回った思い出もあります♫

それを踏まえてのこの会は

年長さんの親御さんにとっては、

小学生になる前の心構えを作れて

大変良かったのでは!!

今月は16日に行いますよ♫

前回の布ぞうり途中の方も

初めての方もどうぞ、お集まりください♫

……

《今月の予定》

10/16 小学生ママ集おう♪布ぞうり作り

https://www.facebook.com/events/327418368015892

10/27 親子クラス 真空実験「しゅぽしゅぽ」&バンジーチャイム演奏会

https://www.facebook.com/events/1874789572617360

秋の読書

*9月14日(金) 読書会レポート*

場所:日水花

参加人数:5名

今月の読書会は初参加も含めて5名が集まり、

テーマ本の2冊に取り組みました。

最初に、人智学の教科書「魂の扉・十二感覚」。

前回に続き運動感覚についての章です。

“私たちが運動するとき、それはどの様に成立しているのか”の考察の部分を音読しました。

コップに向かって手が伸びるとき、

手が動く前にすでに自分の中にある

「コップを取ろう」

という意図がコップのほうに到り

(移動といってもいいのかも)、

手はその意図をただ追っていくだけなのだ、

という運動のしくみ。

その意図は無意識のところから

(つまり身体から)発せられるもので、

運動感覚とは運動の背後に存在する意図を感知するはたらきのことなのだと知りました。

「最近増えている子どもの肥満も、

身体からの食べたいという意図以上に、

時間など大人が決めた規則によって食べているのが影響しているのかもしれない」

「学校の授業で子どもにこんな話をしたい」

「今日読んだところのたとえ話は絵本などにできるかも」という感想も。

2冊目は、きのくに子どもの村学園長の著書「増補 自由学校の設計」。

堀学園長のまえがきを音読しました。

学校は「楽しいこと」がたくさんあることが何よりも大切だ、ということが堀さんから伝わってきます。

(以下 参加者による解釈)

子どもが自ら「行ってきまーす!」と親の手を振り切って向かうところでなければ学校ではない。

楽しいところで時間を共にした友だちは、

大人になっても会いたくなるし、会うと嬉しい。

それが人を支える。

学校にいる大人も、教育という仕事で苦しまない。

教育に関する知識や技術の底に、しっかりと据えられているシンプルな理念を学ぶことができました。

持ち寄った本は時間が足りず開いて読むことはできませんでしたが、それぞれざっとどんな本なのか、どん

な気持ちで持ってきたのかを話してもらいました。

月に一度の読書会、どんな学校を創るかを本を通して練っていく作業は着実に積み重なっています。

(レポート 二木彩香)

……

《今月の予定》

10/16 小学生ママ集おう♪布ぞうり作り

https://www.facebook.com/events/327418368015892

10/27 親子クラス 真空実験「しゅぽしゅぽ」&バンジーチャイム演奏会

https://www.facebook.com/events/1874789572617360

秋の読書

*9月14日(金) 読書会レポート*

場所:日水花

参加人数:5名

今月の読書会は初参加も含めて5名が集まり、

テーマ本の2冊に取り組みました。

最初に、人智学の教科書「魂の扉・十二感覚」。

前回に続き運動感覚についての章です。

“私たちが運動するとき、それはどの様に成立しているのか”の考察の部分を音読しました。

コップに向かって手が伸びるとき、

手が動く前にすでに自分の中にある

「コップを取ろう」

という意図がコップのほうに到り

(移動といってもいいのかも)、

手はその意図をただ追っていくだけなのだ、

という運動のしくみ。

その意図は無意識のところから

(つまり身体から)発せられるもので、

運動感覚とは運動の背後に存在する意図を感知するはたらきのことなのだと知りました。

「最近増えている子どもの肥満も、

身体からの食べたいという意図以上に、

時間など大人が決めた規則によって食べているのが影響しているのかもしれない」

「学校の授業で子どもにこんな話をしたい」

「今日読んだところのたとえ話は絵本などにできるかも」という感想も。

2冊目は、きのくに子どもの村学園長の著書「増補 自由学校の設計」。

堀学園長のまえがきを音読しました。

学校は「楽しいこと」がたくさんあることが何よりも大切だ、ということが堀さんから伝わってきます。

(以下 参加者による解釈)

子どもが自ら「行ってきまーす!」と親の手を振り切って向かうところでなければ学校ではない。

楽しいところで時間を共にした友だちは、

大人になっても会いたくなるし、会うと嬉しい。

それが人を支える。

学校にいる大人も、教育という仕事で苦しまない。

教育に関する知識や技術の底に、しっかりと据えられているシンプルな理念を学ぶことができました。

持ち寄った本は時間が足りず開いて読むことはできませんでしたが、それぞれざっとどんな本なのか、どん

な気持ちで持ってきたのかを話してもらいました。

月に一度の読書会、どんな学校を創るかを本を通して練っていく作業は着実に積み重なっています。

(レポート 二木彩香)

……

《今月の予定》

10/16 小学生ママ集おう♪布ぞうり作り

https://www.facebook.com/events/327418368015892

10/27 親子クラス 真空実験「しゅぽしゅぽ」&バンジーチャイム演奏会

https://www.facebook.com/events/1874789572617360

ノーベル医学生理学賞で京大の本庶特別教授の記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=lwcr6GF7r0k&feature=youtu.be

・大事なのは「知りたい」と思うこと

・「不思議だな」と思う心を大切にすること

・教科書に書いてあることを信じないこと

・常に疑いを持って「本当はどうなっているのだろう」と。
自分の目で、ものを見る

・そして納得する。そこまで諦めない。

Earth Field 親子クラスで
子どもたちは沢山の
・知りたい
・なんでだろう?
・不思議だな

に出会っています♡

そして、そこには教科書は一つもありません。

目の前に起こること、事実を受け入れること、
何でこのようになったんだろう?
何でこうなってるんだろう?

常に考え・・・「納得」までたどり着きます。

次回の10月27日(土)親子クラスの実験授業は
正にそんな授業になるのでは、と今からワクワク楽しみです♪

お問合せ、お申込みは
earthfield.ishikawa☆gmail.com(☆→@に変更)

=========================

☆10月の予定☆

●10/4(木)手仕事の部「衣」を着る・縫うvol.7
時間:13時~14時半 会場:金沢市花園町
https://www.facebook.com/events/669829440056123/

●10/8(月・祝)田んぼくらぶ~稲刈り~
時間:9時半集合 10時~15時 場所:のと藤瀬
https://www.facebook.com/events/1336768239791840/

●10/12(金)読書会&自家製醤油天地返し
時間:13時~14時 会場:日水花
https://www.facebook.com/events/579792682387236/

●10/16(火)小学生ママ集おうの会~布ぞうり作り
時間:13時~14時半 会場:Petit kicco
https://www.facebook.com/events/327418368015892/

●10/27(土)Earth Field親子クラ 大道仮設実験♪ 理科の時間
時間:10時~11時半 会場:教育プラザ富樫

 

生きていることと針を持つこと

8月合宿のレポがまだですが、
9月6日(木)に行いました、手仕事の部のレポを・・・

====================

手仕事の部ー縫うー

9/6 @Petit Kicco

Earth Field 夏の合宿では
皆で同じ釜の飯を食べ、ひとつ屋根の下で眠り
翌朝、針を持ち、糸を通して運針を行いました。

この一連の流れがとても自然で
「暮らしに根ざす針仕事」という

つまり「生きている」ことと針を持つことが
つながっているのだなぁ、と実感し

「その日の自分が縫い目にあらわれる」
ということを受け止め、愛おしく思ったのでした。

そこから1ヶ月経ち、6回目の縫うクラスは
幸田文著「季節のかたみ」文月のページを
講師の彩香さんが読むところから始まります。

この日は初めての方がお一人
6名は複数回参加してきたメンバー。

このクラスの日の直前、巨大台風が
そこらじゅうで爪痕をのこしていき、
そして、旧友とのお別れがあり…
とてもじゃないけれど、心落ち着けて
縫うような心境ではありませんでした。

来る前の着付では、腰紐の具合が決まらず
めずらしく幾度か紐を結び直した私。
心が完全に定まらないまま、ここに来たのです。
「今日の縫い目はガタガタだろうなぁ」と考えながら。

幸田文さんの9月「たたみ」の
たった2ページの言葉は
今の心持ちを妙に言い当てていて(占いみたい)
私だけじゃなくほかの参加メンバーも深くうなづいていて。

何十年も前の文章に、文さんも同じなのね
と普遍的なものを感じて励まされる。

そこからの、紐を縫う穏やかな時間

はじめはまだ「ぼたっぼたっ」というような
なんともたどたどしい運針は
徐々にリズムを刻むようになり
「てってってっ」と軽快な音に変わっていく。

私は無言、独り言、しゃべる、きく、を繰り返しながら
マイペースに針を動かし、糸が通り道をのこしてゆく。

暮らしと私と地続きの、手仕事。
ひとりでやってもいいのかもしれないけれど
井戸端会議みたいに、人と喋りながらっていうのが
またよくて。

終わりの時間がきてみれば
縫い目はガタガタというわけでもなく
まあまあの出来、といっていいくらい。
どうやら私は「まあまあ」くらいには
自分を取りもどしていたようなのです。

縫えば自分が整うって、
ぐちゃぐちゃなままの自分で来てもいい。
そう思っていたのかもしれません。

「縫う」ことを暮らしの中に組み込んで
同じリズムを刻んで心穏やかに整えていきたい。
ますますそう思えた回でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の縫うクラスは10月4日(木)
はじめての方がいてくださると嬉しいです。
きほんの動作から、いっしょに整えていきましょう。
https://www.facebook.com/events/669829440056123/

<この日の格言>
「終わってみれば縫い始めが一番きれい。簡単にほどかないほうがいい」
「縫い目は、しごいてしごいて、凹凸を感じないくらいに」
「縫うことは、こころを整える」


文・写真:奥かなこ

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☆10月の予定☆

●10/4(木)手仕事の部「衣」を着る・縫うvol.7
時間:13時~14時半 会場:金沢市花園町
https://www.facebook.com/events/669829440056123/

●10/8(月・祝)田んぼくらぶ~稲刈り~
時間:9時半集合 10時~15時 場所:のと藤瀬
https://www.facebook.com/events/1336768239791840/

●10/12(金)読書会&自家製醤油天地返し
時間:13時~14時 会場:日水花
https://www.facebook.com/events/579792682387236/

●10/16(火)小学生ママ集おうの会~布ぞうり作り
時間:13時~14時半 会場:Petit kicco
https://www.facebook.com/events/327418368015892/

●10/27(土)Earth Field親子クラ 大道仮設実験♪ 理科の時間
時間:10時~11時半 会場:教育プラザ富樫

ワクワクする想い

2学期が始まり、すっかり季節も変わってしまいましたが、
夏休みの思い出をだしていきますね♪

夏休み入ってすぐ、7月のEarth Field親子クラスのレポートです。

2018年7月28日(土)
会場:門前・琴が浜
参加人数:大人18名 子ども15名
講師:四ヶ浦先生

==================
4月に行いましたEarth Field親子クラス
次回は実際に良質な砂鉄が採れる場所でナイフを作ろう!!
という提案のもと、この時に紹介にあった「門前・琴が浜」へ
クラスの舞台が動きました。

台風が心配された日程ではありましたが、
スカッと青空が広がる天候に。
(そのため、事前準備、打合せとスタッフは大変でした)

目の前に誘惑(青々とした海!!)がありながらも始まる
サイエンスクラス。

集まった参加者からそれぞれに「砂鉄採り」が始まりました。

前回の大桑でのクラスとは違って、
材料となる場所は浜辺。

子どもも大人も「ここ、採れるよ~!」「ここはどうだろ??」と
砂浜をじっくり観察&探検しながら!!

とにかく砂鉄を集めなければ、次のステップに進めません!
(というか、授業がスタートしません。笑)

ので、暑い中、みんな必死に砂鉄集めに没頭していましたが
(コレがまた集中できて楽しい♪)

やはり誘惑は誘惑・・・・
海にドボン♪する子も♡

集めた砂鉄で、各自で鉄を作ります!!

前回の大桑での授業では、四ヶ浦先生が実験で鉄を作ったのを見ているだけでしたが、今回は「やりたい!」子どもも大人もそれぞれに体験!
実際に《経験》することで、「鉄を作れた!!」と達成感を得れます。

砂鉄をドロドロにとかして、鉄が出来たらそこから更にステップアップ!
ナイフ、鏡作りに取り掛かりました。

砂鉄を採り続ける子ども、大人
砂鉄を溶かして鉄を作る子ども、大人
出来た鉄を金槌で叩いて形を作る子ども、大人
完成した形を磨き上げる子ども、大人

それぞれに興味のある作業に没頭する子ども、大人
誘惑に負けて、海に入る子ども、大人

今回、砂鉄採り~ナイフ作りだけでなく

◎マイクロスコープで発見!
砂の中はどんな形になっているのか

洋服や自分の身に付けている物の一番小さな形を発見!

◎海水から塩作り→豆腐作り

と、盛沢山な内容!!

思い思いに自分の「ワクワク」を育みながら取り組んでいました♪

そして、クラスの場所が琴が浜で行ったのは理由があります。

マイクロスコープで発見した方は答えが分かるかと思いますが、
琴が浜は別名「鳴き砂」の浜と呼ばれます。

浜辺の砂が「キュッキュッ」と鳴くのです!!
(ここ数年、環境の変化で鳴かなくなってきている・・・と地元の方はおっしゃってましたが・・・・)

この「砂が鳴く」は
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場してくるシーン。

Earth Fieldメンバーである絵本作家さんがそのシーンを描いた原画を持ってきてくださいました!!!

この続きのお話&実験は8月Earth Field合宿で・・・
とのことでしたが、
(合宿がこれまた素敵な時間となりました。レポ、お待ちくださいね♪)

実際に体験する学び、
ココロもカラダも解放しながら、
全身で吸収していく子どもも大人も
皆、幸せそうな笑顔でした。

講師を務めて下さった四ヶ浦先生、
現地での準備をしてくださった小西さん
この日までに打合せや準備などをしてくださったスタッフの皆さま
ありがとうございました。

そして、ご参加された皆様、楽しかったですね!!
ありがとうございました!!

~参加者より~

7月28日に琴ヶ浜でやったしかうら先生の話に行きました。本当は海に行くと聞いていたので海に入りたい気持ちでいっぱいでした。
砂鉄を集めるのも暑くてちょっとやる気になれなかったです。
でも鉄の玉を作ったのはすっごくすっごく楽しかったです。
でも、ぼくは歴史がすきなので生命がなぜ生まれたのか、スノーボールアースがなぜおきたのとかが、もっと詳しく聞きたいです。
市井颯

9月のEarth Field親子クラスは
『図工』を行います。
夏の思い出や、自分が大切にしている物、想い出を
竹ひごを使ってゆらゆらオブジェとして制作します♪
是非、お楽しみにしてください。

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9月の予定
◎読書会&お醤油天地返し
14日(金)13時~

◎小学生ママ集おうの会~布ぞうりを作ろう~
18日(火)13時~14時半 会場:富樫教育プラザ
https://www.facebook.com/events/305593563550450/

◎Earth Field親子クラス~わくわく発見図工教室~
22日(土)10時~11時半 会場:俵芸術スタジオ 
https://www.facebook.com/events/1810948705679429/

ワクワクする想い

2学期が始まり、すっかり季節も変わってしまいましたが、
夏休みの思い出をだしていきますね♪

夏休み入ってすぐ、7月のEarth Field親子クラスのレポートです。

2018年7月28日(土)
会場:門前・琴が浜
参加人数:大人18名 子ども15名
講師:四ヶ浦先生

==================
4月に行いましたEarth Field親子クラス
次回は実際に良質な砂鉄が採れる場所でナイフを作ろう!!
という提案のもと、この時に紹介にあった「門前・琴が浜」へ
クラスの舞台が動きました。

台風が心配された日程ではありましたが、
スカッと青空が広がる天候に。
(そのため、事前準備、打合せとスタッフは大変でした)

目の前に誘惑(青々とした海!!)がありながらも始まる
サイエンスクラス。

集まった参加者からそれぞれに「砂鉄採り」が始まりました。

前回の大桑でのクラスとは違って、
材料となる場所は浜辺。

子どもも大人も「ここ、採れるよ~!」「ここはどうだろ??」と
砂浜をじっくり観察&探検しながら!!

とにかく砂鉄を集めなければ、次のステップに進めません!
(というか、授業がスタートしません。笑)

ので、暑い中、みんな必死に砂鉄集めに没頭していましたが
(コレがまた集中できて楽しい♪)

やはり誘惑は誘惑・・・・
海にドボン♪する子も♡

集めた砂鉄で、各自で鉄を作ります!!

前回の大桑での授業では、四ヶ浦先生が実験で鉄を作ったのを見ているだけでしたが、今回は「やりたい!」子どもも大人もそれぞれに体験!
実際に《経験》することで、「鉄を作れた!!」と達成感を得れます。

砂鉄をドロドロにとかして、鉄が出来たらそこから更にステップアップ!
ナイフ、鏡作りに取り掛かりました。

砂鉄を採り続ける子ども、大人
砂鉄を溶かして鉄を作る子ども、大人
出来た鉄を金槌で叩いて形を作る子ども、大人
完成した形を磨き上げる子ども、大人

それぞれに興味のある作業に没頭する子ども、大人
誘惑に負けて、海に入る子ども、大人

今回、砂鉄採り~ナイフ作りだけでなく

◎マイクロスコープで発見!
砂の中はどんな形になっているのか

洋服や自分の身に付けている物の一番小さな形を発見!

◎海水から塩作り→豆腐作り

と、盛沢山な内容!!

思い思いに自分の「ワクワク」を育みながら取り組んでいました♪

そして、クラスの場所が琴が浜で行ったのは理由があります。

マイクロスコープで発見した方は答えが分かるかと思いますが、
琴が浜は別名「鳴き砂」の浜と呼ばれます。

浜辺の砂が「キュッキュッ」と鳴くのです!!
(ここ数年、環境の変化で鳴かなくなってきている・・・と地元の方はおっしゃってましたが・・・・)

この「砂が鳴く」は
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場してくるシーン。

Earth Fieldメンバーである絵本作家さんがそのシーンを描いた原画を持ってきてくださいました!!!

この続きのお話&実験は8月Earth Field合宿で・・・
とのことでしたが、
(合宿がこれまた素敵な時間となりました。レポ、お待ちくださいね♪)

実際に体験する学び、
ココロもカラダも解放しながら、
全身で吸収していく子どもも大人も
皆、幸せそうな笑顔でした。

講師を務めて下さった四ヶ浦先生、
現地での準備をしてくださった小西さん
この日までに打合せや準備などをしてくださったスタッフの皆さま
ありがとうございました。

そして、ご参加された皆様、楽しかったですね!!
ありがとうございました!!

~参加者より~

7月28日に琴ヶ浜でやったしかうら先生の話に行きました。本当は海に行くと聞いていたので海に入りたい気持ちでいっぱいでした。
砂鉄を集めるのも暑くてちょっとやる気になれなかったです。
でも鉄の玉を作ったのはすっごくすっごく楽しかったです。
でも、ぼくは歴史がすきなので生命がなぜ生まれたのか、スノーボールアースがなぜおきたのとかが、もっと詳しく聞きたいです。
市井颯

9月のEarth Field親子クラスは
『図工』を行います。
夏の思い出や、自分が大切にしている物、想い出を
竹ひごを使ってゆらゆらオブジェとして制作します♪
是非、お楽しみにしてください。

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9月の予定
◎読書会&お醤油天地返し
14日(金)13時~

◎小学生ママ集おうの会~布ぞうりを作ろう~
18日(火)13時~14時半 会場:富樫教育プラザ
https://www.facebook.com/events/305593563550450/

◎Earth Field親子クラス~わくわく発見図工教室~
22日(土)10時~11時半 会場:俵芸術スタジオ 
https://www.facebook.com/events/1810948705679429/

自由学校で育って

7月17日。「小学生ママ集おうの会」 で、和歌山県のきのくに子どもの村小中学校で子ども時代を過ごした井坂鼓地さんのお話をお聞きしました。

井坂さんは現在19歳。

第一印象は「なんてキラキラした子なのだろう。
向日葵のような笑顔とワクワクが内側から溢れ出ている姿に、彼女と出逢った人たちは皆、彼女を好きになるだろうな」というもの。

きのくにに入学を決めた話から学校生活のこと。自由学校を経て県立の高校に進学後、特別支援奨学生としてニューメキシコ州のUWC-USAで学び、そしてこの夏から留学するアメリカの大学の話まで
柔らかく大らかに紡がれる言葉を全て記録したいくらい、聞いているこちらがワクワクするような話ばかり!

「きのくには、その子がその子らしく自然に居られるんです。

きのくにの教員も、教員免許を持っているけれど大工さんや様々な経験をしてからなった方が多いので、面白い話を聞ける。大人はちょっと人生経験を積んでいる人という感覚。子どもひとりひとりに寄り添い、いざという時には助けてくれる。

大人自身も模索中であったり困って居たりする姿を隠さないので、子ども自身がそれを見て「大人もいろいろあるんやな」と自然に学ぶ。信頼関係がしっかり出来上がっている。

日々、学校で行われる「ミーティング=議論」は、誰かを責めたり批判する場ではなく、みんなが幸せに過ごす為にどうするかを話し合う場。

時間が掛かるので見方によっては非効率的かもしれないけれど、それができる場があるということが幸せ。

自分と他者の考え方の違いを知ることが出来るし、
多数決に偏りがちだけれど、その結果の先になにがあるかを考えられる。

マジョリティが全てなのではなく、それとは逆の意見を更に考えることができる。本当の意味の民主主義が学校生活の中で行われていて

小学校1年生の子の意見も、中学生の意見も、大人の意見も同等の重みを持っている。

その経験が、今の自分の指針になっているんです」

どんなことも否定をせず、受け入れ、その先へと考えを巡らせることができる。思考と心が柔軟性に富んでいて、羽が生えたように軽やかでありながら、芯がしっかりと強く、未来への希望に溢れている。

そんな魅力的な井坂さんを見ているだけで

本当の意味での多様性を自然に受け入れ尊重できる環境が、子どもの心を豊かに育み、自己肯定感と自信を得て、自らの道を切り開いていけるのだなと実感した時間でした。

農業や種の問題について興味があり
アメリカで専門的に農業を学ぶ井坂さん。

彼女のこれからが楽しみで仕方ない!

彼女の選択を尊重し、「可能性は無限、資源は有限」と
まさにな名言を言い放ったご両親のお話も、是非、お聞きしたいところです。

文:市井早苗

写真:奥かなこ