合宿まとめ♪

ちょうど1か月前・・・・・初めてのEarth Field合宿。


それぞれ行いました授業のレポは、メンバー渾身の力作!!!

読んでいるだけで、その場の臨場感が蘇る&体験した気になれるのではないでしょうか♪

そして、読んでいるだけじゃ物足りない!!!

という方は、是非、Earth Fieldの活動にご参加ください(^^♪

大人も子どもも一緒に学びますよ♪
会員、サポート会員共に募集中です!!

会員登録→http://earth-field.org/kaiin/
サポーター登録→http://earth-field.org/supporters/
レポートはこちらから

——————————–

●「好き!に火が付いた!」化学の授業

著:西村里実

http://earth-field.org/…/%e5%a5%bd%e3%81%8d%ef%bc%81%e3%81…/

●「自由とは・・・」のワーク

著:松木陽子

http://earth-field.org/…/%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%a8%e3%81…/

●「数学の世界へ」

著:村上佳子

http://earth-field.org/…/%e6%95%b0%e5%ad%a6%e3%81%ae%e4%b8…/
●「番外編」

著:土倉若菜

http://earth-field.org/2017/09/15/%e5%90%88%e5%ae%bf%e3%83%bb%e7%95%aa%e5%a4%96%e7%b7%a8/
写真:すべて奥圭奈子

earth field

「石川県に新しい学校を創る会」

選択肢の少ない石川県の小学校…

自由な精神の、いままでになかった学校があったらいいな。

ないなら作ろう!しかも認定校を!

という夢のあるプロジェクトです。

実現に向けて、日々勉強会やワークショップを行なっています。

そして「創る」過程そのものが、すでに学校なのかもね。
~~~~~~~~~~~~~~~

9月はEarth Fieldクラス

~シュタイナーに学ぶ~

親子クラスとなってバージョンアップいたします♪

日時:9月30日(土) 10時~12時

対象:年長、小学生~親子(大人のみ可)

詳細はコチラ→https://www.facebook.com/events/1808243156140728/

数学の世界へ

合宿2日目!レポ♫
元小学校先生の旭恭子さんによる

「ようこそ!数学の世界へ♫」
家族4人で参加してきました!

旭先生は、オープニングにマイギターを出して、軽快なリズムにのせて、始まるよ〜の歌を♫
そして、私の名前は「やっちゃんです!やっちゃんと呼んでね💕」と笑顔で自己紹介。


ざわざわしていたお部屋も、あっという間に、歌声に耳を澄ませ、心はやっちゃんへ。
さっそく、音楽とともに数学の世界への旅が始まりました♫
数字の数え歌

「数字の1はな〜あに? 工場のえんと〜つ♪」


と、参加者全員が数字を身体を使って表しながら、みんなで歌います。
4ってどうやって表現したらいいのかしら?


次女は、足だけで、ひょいひょいと形を作り、私は手も頭も使って全身で。
人それぞれ、頭を練りながら表現している姿が面白く、思わず笑いが。

そして、じゃんけんグリコ!


大人も子どもに負けじと、本気で楽しみます!
さあ、身体も頭も使ったところで、次は、

「数字で数えることができる物は何がある?このメモにどんどん書いてみよう!」と。

次女はメモにさっそく「みずたまり」と覚えたばかりの平仮名で書きました。
み、、、みずたまり!

ん〜確かに数えることが出来るけど、りんご🍎とか、みかん🍊でなく、なぜ、みずたまりを選んだのか?

小学一年生の考えることはやっぱ面白いわ!!

参加者20人ほどから出たたくさんの単語、単語!100個以上のことばが出てきました。
それらが、数えられる物なのか、数えられないのかをみんなで分類して整理。
私たちの身の回りには、こんなにも数を数えられる物であふれている。
中には、長さや距離を測ったほうが区別しやすい単語もあったり、そんなふうにして、数字は、私たちの生活に欠かせないものであることを再確認✨
と、、、ここまでは小学低学年生が食いついていた内容。
5年生の長女は、高学年女子で集まり、ふ〜んっという感じで見ていました。

そこで、やっちゃん!

次に取り出したのは、魔法のボックス✨✨
1センチ×1センチの正方形の厚紙が配られ、それぞれ触ってから、

「さあ!この箱の中には何センチの

形の物が入っているでしょうか?」
目を使わず、手先だけの感覚で何センチかを当てるゲームが始まりました(๑˃̵ᴗ˂̵)

これには、高学年女子も!そして、大人たちも必死になって、我こそは正確に当てられるぞー!!と、かなりの盛り上がりをみせました。

私自身、助産師として、実は大学の時から、お産介助練習では、模型を使って、子宮の入り口を指先の感覚だけで何センチ開いていると正確に当てる練習を何度もし、そして今現場に活かしているので、「ここで1センチでも間違えるわけにはいかん。」と、人一番必死になって楽しんでいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
やってみてビックリなのは、正解率が高いのは小学生たち!

一方、大人たちはみんな答えがバラバラ。5センチくらい誤差がでる人もいて、みんな自分の感覚がいかに鈍っているかを恥ずかしいほど思い知ったのでした。
盛り上がりで熱が冷めない中、
授業後半は、「この教室がどのくらいの広さなのかを測ってみよう!この新聞1枚の大きさは〜平方センチメートルです!」


と、今度はたくさんの新聞紙を出すやっちゃん💕
ただ漠然と新聞紙を床に敷くのではなく、やっちゃんゲームが始まるのです。
2チームに分かれて、ジャンケンに勝ったら新聞紙一枚敷く、どちらがたくさん敷くことができるかのグループ対抗ゲーム!
子どもも、大人も夢中になって遊びました(๑˃̵ᴗ˂̵)
気づけば、辺り一面新聞紙の床✨

全員で枚数を数えて、面積を出し、広さを身体全身で感じました!

最後は、、、

なんと新聞紙を丸めて、巨大なボールを作り、数をカウントしながらのバレーボール大会に!
教室なんだか、体育館なんだか、もう分からないくらい、やっちゃんの授業は身体を動かし、五感いっぱい使って、数字を味わう!
楽し過ぎるでしょ!!

私、やっちゃんみたいな小学校の先生に出会いたかったわ💕
授業が終わっても、新聞バレーは、子どもたちの間で終わることなく、しばらく夢中になっていたのでした♫

著:村上佳子

数学の世界へ

合宿2日目!レポ♫
元小学校先生の旭恭子さんによる

「ようこそ!数学の世界へ♫」
家族4人で参加してきました!

旭先生は、オープニングにマイギターを出して、軽快なリズムにのせて、始まるよ〜の歌を♫
そして、私の名前は「やっちゃんです!やっちゃんと呼んでね💕」と笑顔で自己紹介。


ざわざわしていたお部屋も、あっという間に、歌声に耳を澄ませ、心はやっちゃんへ。
さっそく、音楽とともに数学の世界への旅が始まりました♫
数字の数え歌

「数字の1はな〜あに? 工場のえんと〜つ♪」


と、参加者全員が数字を身体を使って表しながら、みんなで歌います。
4ってどうやって表現したらいいのかしら?


次女は、足だけで、ひょいひょいと形を作り、私は手も頭も使って全身で。
人それぞれ、頭を練りながら表現している姿が面白く、思わず笑いが。

そして、じゃんけんグリコ!


大人も子どもに負けじと、本気で楽しみます!
さあ、身体も頭も使ったところで、次は、

「数字で数えることができる物は何がある?このメモにどんどん書いてみよう!」と。

次女はメモにさっそく「みずたまり」と覚えたばかりの平仮名で書きました。
み、、、みずたまり!

ん〜確かに数えることが出来るけど、りんご🍎とか、みかん🍊でなく、なぜ、みずたまりを選んだのか?

小学一年生の考えることはやっぱ面白いわ!!

参加者20人ほどから出たたくさんの単語、単語!100個以上のことばが出てきました。
それらが、数えられる物なのか、数えられないのかをみんなで分類して整理。
私たちの身の回りには、こんなにも数を数えられる物であふれている。
中には、長さや距離を測ったほうが区別しやすい単語もあったり、そんなふうにして、数字は、私たちの生活に欠かせないものであることを再確認✨
と、、、ここまでは小学低学年生が食いついていた内容。
5年生の長女は、高学年女子で集まり、ふ〜んっという感じで見ていました。

そこで、やっちゃん!

次に取り出したのは、魔法のボックス✨✨
1センチ×1センチの正方形の厚紙が配られ、それぞれ触ってから、

「さあ!この箱の中には何センチの

形の物が入っているでしょうか?」
目を使わず、手先だけの感覚で何センチかを当てるゲームが始まりました(๑˃̵ᴗ˂̵)

これには、高学年女子も!そして、大人たちも必死になって、我こそは正確に当てられるぞー!!と、かなりの盛り上がりをみせました。

私自身、助産師として、実は大学の時から、お産介助練習では、模型を使って、子宮の入り口を指先の感覚だけで何センチ開いていると正確に当てる練習を何度もし、そして今現場に活かしているので、「ここで1センチでも間違えるわけにはいかん。」と、人一番必死になって楽しんでいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
やってみてビックリなのは、正解率が高いのは小学生たち!

一方、大人たちはみんな答えがバラバラ。5センチくらい誤差がでる人もいて、みんな自分の感覚がいかに鈍っているかを恥ずかしいほど思い知ったのでした。
盛り上がりで熱が冷めない中、
授業後半は、「この教室がどのくらいの広さなのかを測ってみよう!この新聞1枚の大きさは〜平方センチメートルです!」


と、今度はたくさんの新聞紙を出すやっちゃん💕
ただ漠然と新聞紙を床に敷くのではなく、やっちゃんゲームが始まるのです。
2チームに分かれて、ジャンケンに勝ったら新聞紙一枚敷く、どちらがたくさん敷くことができるかのグループ対抗ゲーム!
子どもも、大人も夢中になって遊びました(๑˃̵ᴗ˂̵)
気づけば、辺り一面新聞紙の床✨

全員で枚数を数えて、面積を出し、広さを身体全身で感じました!

最後は、、、

なんと新聞紙を丸めて、巨大なボールを作り、数をカウントしながらのバレーボール大会に!
教室なんだか、体育館なんだか、もう分からないくらい、やっちゃんの授業は身体を動かし、五感いっぱい使って、数字を味わう!
楽し過ぎるでしょ!!

私、やっちゃんみたいな小学校の先生に出会いたかったわ💕
授業が終わっても、新聞バレーは、子どもたちの間で終わることなく、しばらく夢中になっていたのでした♫

著:村上佳子

自由とは……

シュタイナー合宿から2週間が経ちました。夏休みも終わり、それぞれに新たな生活が始まったと思います。

遅くなりましたが、

8月19日『自由とは・・・』のレポです。

とても漠然とした講座の題名『自由とは・・・』

集まった人もどこか、何をするのか理解出来ていないところから始まりました。

前の講座が終わり、お昼も食べ終え、時間となり、ポツポツと人が集まってきました。

講師の宇佐美さんが、静かに自己紹介を交えつつ、どんな風に生きてきたのか。

その中で“自由とどんな風に付き合ってきたのか”をゆっくりと語って下さいました。


全員で輪になり、ここの空間を、つくっていきます。



大きなゆっくりとしたまあるい場が話し終わる頃には出来上がりました。
話された内容も、色々な経験やら、勉強された内容やらとても濃いものでしたが、使われる言葉がわかりやすくて!

ふふ。と笑う宇佐美さんに引き込まれていきました。
そして、
「では、立ちましょうか?」と宇佐美さんが立ち上がり、動きの時間が始まります。

オイリュトミーで『自由』を考える=即興ということ。
ということで、まだわからない私たちは言われるがまま動いてみました。

⓵腕を使って呼吸する。

    小さくなる⇄大きくなる(1人で)

ここに宇佐美さんがうたう「ひらいた、ひらいたなんの花がひらいた♪」〈蓮華の花〉が入ってきます。

⓶二人一組で押し合いっこする。

組み合わせを変えてもう一度。

⓷二人一組で真似しあいっこする。

片方が“動き”をして、鏡のようにもう片方が真似る。
ここで照れたり、声を出してしまい場が乱れる。
すると宇佐美さんから

「話さないでやってみて下さい。

わたしたちは動かず、アタマだけでやることに慣れてしまっています。

動いてみたらカラダがどれほど動きたがっているかがわかるでしょう」と一言。
スッと場が整い、私も周りも集中する。
カラダは勝手にうごいていく。
ここで何かアタマが軽くなりました。

⓸ここから、四人一組になり〈蓮華の花のうた、〉に動きをつけてみる。

1人が動きを決め、二人一組の時と同じように3人が鏡のように真似る。
また、ザワザワとし始めると。
「話さないでやりますよ」と一言。
空間に四人一組の輪がそれぞれ出来始める。

ただただ真似る。

宇佐美さんだけが輪の外の空間をゆっくり、漂っている時間。
とても心地いい。

⓹四人一組で〈蓮華の花のうた〉の前半を発表。

中から外であったり、外から中であったり、大きな動きだったり、小さな動きだったり、それぞれの前半部分が出来上がる。

⓺出来た前半部分を2つのグループが混ざり合って、1つの動きをつくり発表する。

各グループの間に交互に入り、同時に動き始める。
この時に、1つのグループでやっていた一体感と達成感の外側が、混ざったことによって片方のグループに交わり別の感覚に変化しました!

びっくりして、でも凄く心地いい感覚。
⓻最後は、何も打ち合わせなしで、後半部分を各グループでつくり、即興で2つのグループで合わせる。
即興で合わせる時。

交わる、一体になる快感がさらに凄かったです。

ぱぁーっと外への解放する感じと、向き合うときの集中する感じを始めて体感しました。
アタマではなく、カラダから動くことで得られた感覚。

「話さない」ということの重要性を感じました。

人同士が、話したり、何かを読んだりして理解し合おうするよりも、なにか深いところで繋がりが出来た瞬間でした。

そして、常に視線で、表情で、動きで、雰囲気で。

宇佐美さんが楽しまれているのが伝わってきて、こちらも楽しく出来ました!
ここで休憩を挟み、次は歌。
実は私、みんなで歌うの苦手なのですが‥。

『うた』で 自由を体験する!

動きのワークがあったので、みんな慣れてきていて、宇佐美さんが「うたをうたいます」
「はい。」 という感じでスムーズに始まりました。

⓵円になり〈ホタルこい〉を先ずは全員でうたう。

⓶三人ずつに分かれて4拍子のカノン。

⓷同じグループで2拍子のカノン
まだ少し前後のグループを意識しつつ、同じグループの音を聞きつつ、合ってるなと確認しながらうたっていました。

⓸同じグループで2拍子のカノンをうたいながら、手を繋ぎ歩き廻る。
ここで自分のグループの音にすごく集中しました。

合ってる?合ってる?という感じで。

⓹次に宇佐美さんがうたい始めたら、一人ずつ自由にうたい始めて歩き廻る。

       ↓

うたい始めとリズムも自由にして歩き廻る。

        ↓

うたい始めもリズムも音の高さも自由にして歩き廻る。

もう。音のカオスです。
自然と不快な感じはなく、ひろがって音と時間の密度が濃くなっていく。

始めのグループでうたっている時は、周りに意識があり全体の輪の中の1つの束の一部という感じ。
グループから離れ、少しずつ合わせるものがなくなり、最後は本当に一人という自由。
みんな同じからみんな違うに、変わっていった。
変わっていく過程で、全体の一つから自分が存在することを自覚する。

私はみんなでうたう『うた』で誰も正解ではなく、外れてはいけない枷がない。

こんな経験は始めてですっっごく楽しかった。
そして“私はこんなに楽しいことをしたことがない!!”

そこにいる全てを受けいれている感じと、漂ったり、合わせたり、とにかく楽しい時間でした。

こんなことしたかった!という発見がありました。

そうして、最後に円になっての対話。
質問や参加者からの言葉に宇佐美さんが答える形から、参加者同士含めての対話をしました。

公立の学校の授業を受けていないということへの短所はなんだろう?

私たちが考える自由と、無差別の自由はどう違うのか。
日本という土壌での教育とは、昔から継承されているものをどのように学んでいくのか。いけるのか。

すぐに答えがあるものでも、ありませんが自由を体験した後の話し合いはとても深いものでした。

始めのお話から、動きのワーク、うたのワーク、対話とありましたが、何よりも印象に残っているのは講師の宇佐美さんが楽しんでおられて。

何を楽しんでおられるのかはもちろんわかりませんが、伝わるテンションの高さや、ことばをかけられる雰囲気の緩さが心地いい空間をつくっていました。
共有している空間が居心地いいというのはすごく大事な要素だと。

これはearth field で、行なっている講座に流れる共通の空間の感じ方でした。(それぞれですが。)

これがあって始めて、個と全体の思考の自由がうまれるのかと感じました。

本当に参加者の皆さんの真剣な想いと、講師の宇佐美さんの真剣な想いがこのような素晴らしい講座になったのだと思います。

本当にありがとうございました。
ここからうまれるものを大切にして、また次の講座へ!新しい学校へ向かって進んでいけたらと思います。
これからもよろしくお願いします。

著:松木陽子

自由とは……

シュタイナー合宿から2週間が経ちました。夏休みも終わり、それぞれに新たな生活が始まったと思います。

遅くなりましたが、

8月19日『自由とは・・・』のレポです。

とても漠然とした講座の題名『自由とは・・・』

集まった人もどこか、何をするのか理解出来ていないところから始まりました。

前の講座が終わり、お昼も食べ終え、時間となり、ポツポツと人が集まってきました。

講師の宇佐美さんが、静かに自己紹介を交えつつ、どんな風に生きてきたのか。

その中で“自由とどんな風に付き合ってきたのか”をゆっくりと語って下さいました。


全員で輪になり、ここの空間を、つくっていきます。



大きなゆっくりとしたまあるい場が話し終わる頃には出来上がりました。
話された内容も、色々な経験やら、勉強された内容やらとても濃いものでしたが、使われる言葉がわかりやすくて!

ふふ。と笑う宇佐美さんに引き込まれていきました。
そして、
「では、立ちましょうか?」と宇佐美さんが立ち上がり、動きの時間が始まります。

オイリュトミーで『自由』を考える=即興ということ。
ということで、まだわからない私たちは言われるがまま動いてみました。

⓵腕を使って呼吸する。

    小さくなる⇄大きくなる(1人で)

ここに宇佐美さんがうたう「ひらいた、ひらいたなんの花がひらいた♪」〈蓮華の花〉が入ってきます。

⓶二人一組で押し合いっこする。

組み合わせを変えてもう一度。

⓷二人一組で真似しあいっこする。

片方が“動き”をして、鏡のようにもう片方が真似る。
ここで照れたり、声を出してしまい場が乱れる。
すると宇佐美さんから

「話さないでやってみて下さい。

わたしたちは動かず、アタマだけでやることに慣れてしまっています。

動いてみたらカラダがどれほど動きたがっているかがわかるでしょう」と一言。
スッと場が整い、私も周りも集中する。
カラダは勝手にうごいていく。
ここで何かアタマが軽くなりました。

⓸ここから、四人一組になり〈蓮華の花のうた、〉に動きをつけてみる。

1人が動きを決め、二人一組の時と同じように3人が鏡のように真似る。
また、ザワザワとし始めると。
「話さないでやりますよ」と一言。
空間に四人一組の輪がそれぞれ出来始める。

ただただ真似る。

宇佐美さんだけが輪の外の空間をゆっくり、漂っている時間。
とても心地いい。

⓹四人一組で〈蓮華の花のうた〉の前半を発表。

中から外であったり、外から中であったり、大きな動きだったり、小さな動きだったり、それぞれの前半部分が出来上がる。

⓺出来た前半部分を2つのグループが混ざり合って、1つの動きをつくり発表する。

各グループの間に交互に入り、同時に動き始める。
この時に、1つのグループでやっていた一体感と達成感の外側が、混ざったことによって片方のグループに交わり別の感覚に変化しました!

びっくりして、でも凄く心地いい感覚。
⓻最後は、何も打ち合わせなしで、後半部分を各グループでつくり、即興で2つのグループで合わせる。
即興で合わせる時。

交わる、一体になる快感がさらに凄かったです。

ぱぁーっと外への解放する感じと、向き合うときの集中する感じを始めて体感しました。
アタマではなく、カラダから動くことで得られた感覚。

「話さない」ということの重要性を感じました。

人同士が、話したり、何かを読んだりして理解し合おうするよりも、なにか深いところで繋がりが出来た瞬間でした。

そして、常に視線で、表情で、動きで、雰囲気で。

宇佐美さんが楽しまれているのが伝わってきて、こちらも楽しく出来ました!
ここで休憩を挟み、次は歌。
実は私、みんなで歌うの苦手なのですが‥。

『うた』で 自由を体験する!

動きのワークがあったので、みんな慣れてきていて、宇佐美さんが「うたをうたいます」
「はい。」 という感じでスムーズに始まりました。

⓵円になり〈ホタルこい〉を先ずは全員でうたう。

⓶三人ずつに分かれて4拍子のカノン。

⓷同じグループで2拍子のカノン
まだ少し前後のグループを意識しつつ、同じグループの音を聞きつつ、合ってるなと確認しながらうたっていました。

⓸同じグループで2拍子のカノンをうたいながら、手を繋ぎ歩き廻る。
ここで自分のグループの音にすごく集中しました。

合ってる?合ってる?という感じで。

⓹次に宇佐美さんがうたい始めたら、一人ずつ自由にうたい始めて歩き廻る。

       ↓

うたい始めとリズムも自由にして歩き廻る。

        ↓

うたい始めもリズムも音の高さも自由にして歩き廻る。

もう。音のカオスです。
自然と不快な感じはなく、ひろがって音と時間の密度が濃くなっていく。

始めのグループでうたっている時は、周りに意識があり全体の輪の中の1つの束の一部という感じ。
グループから離れ、少しずつ合わせるものがなくなり、最後は本当に一人という自由。
みんな同じからみんな違うに、変わっていった。
変わっていく過程で、全体の一つから自分が存在することを自覚する。

私はみんなでうたう『うた』で誰も正解ではなく、外れてはいけない枷がない。

こんな経験は始めてですっっごく楽しかった。
そして“私はこんなに楽しいことをしたことがない!!”

そこにいる全てを受けいれている感じと、漂ったり、合わせたり、とにかく楽しい時間でした。

こんなことしたかった!という発見がありました。

そうして、最後に円になっての対話。
質問や参加者からの言葉に宇佐美さんが答える形から、参加者同士含めての対話をしました。

公立の学校の授業を受けていないということへの短所はなんだろう?

私たちが考える自由と、無差別の自由はどう違うのか。
日本という土壌での教育とは、昔から継承されているものをどのように学んでいくのか。いけるのか。

すぐに答えがあるものでも、ありませんが自由を体験した後の話し合いはとても深いものでした。

始めのお話から、動きのワーク、うたのワーク、対話とありましたが、何よりも印象に残っているのは講師の宇佐美さんが楽しんでおられて。

何を楽しんでおられるのかはもちろんわかりませんが、伝わるテンションの高さや、ことばをかけられる雰囲気の緩さが心地いい空間をつくっていました。
共有している空間が居心地いいというのはすごく大事な要素だと。

これはearth field で、行なっている講座に流れる共通の空間の感じ方でした。(それぞれですが。)

これがあって始めて、個と全体の思考の自由がうまれるのかと感じました。

本当に参加者の皆さんの真剣な想いと、講師の宇佐美さんの真剣な想いがこのような素晴らしい講座になったのだと思います。

本当にありがとうございました。
ここからうまれるものを大切にして、また次の講座へ!新しい学校へ向かって進んでいけたらと思います。
これからもよろしくお願いします。

著:松木陽子

好き!に火が点いた!!

週末に行いました、

科学の授業、レポです♫
講師でお迎えしたのは、

金沢高校で講師を務められる四ヶ浦先生。
参加者は、小学4年生以上の子ども、

3年生以下は保護者と同伴。
なので、下は3歳から♫

上は60代まで!笑
幅広い年齢での学びの場となりました♫
それでは、レポどうぞ!!

—————–

四ヶ浦先生は危ないものをたくさん持ってきた。

その危ないものは地球に存在する元素。 純粋さゆえにすごいエネルギーを持っている。いつも身近にあるものは、酸化していたりいろんな元素がくっついて安全な状態のものが多いから、見慣れないひとつの元素の状態で見てみると、純粋さが強烈で突き抜けた美しさがある。

ナトリウムにカッターを入れた時の断面の輝く密な感じ、リチウムの燃えた時の鮮やかな明るい赤色。ぶるぶるぎらぎらした水銀。危ないといわれているから一層どきどきして、息を呑んで美しさに感動する。一方で、金メッキの延べ棒を、本物だよ!と言われて頭では本物だと思って持った時の、あれ?なんか違うなあという感じ・・体はわかっているのかも。

体感することで、育まれるというよりも、からだの中にある感覚が呼び覚まされている。

そもそも授業に入った瞬間から、四ヶ浦先生の熱意というか、「科学が大好き!おもしろいから見逃さないでね。」という感じがすぐに伝わってきて、を惹きつける。
四ヶ浦先生自体が純粋な元素のようにエネルギッシュだ。

↓ナトリウムは危ないよ!注意喚起しながらナトリウムをカッターで切り断面を見せる。

元素の周期表には法則がある、と四ヶ浦先生。

その物質は金属か(電気を通すか)、磁石につくか、酸化しやすいか。表の左下に行くほど酸化しやすい、カルシウムはすぐに酸化するからほんとうは銀色なのにいつも表面が白い、などなど、散りばめられるヒントのような知識。

法則を利用しておもしろい現象を導くことが科学のだいご味!だから科学は、答えを覚えることより、法則を実験で体感して血肉にすることが学び続けるエネルギーになる。起きている現象を理解することができるようになるし、新しい発見も導ける。

普段多くの場所で、子どもは危ないものを見せてもらえない。近づけない。

子ども心としては、やる前から信頼されてないことがちょっと悲しい。というような言葉にならない気持ち。

四ヶ浦先生の授業では危ないということをほんとうに伝えた上で、近くに来て!と言われて間近で見させてもらえることが、大人ながらにとてもうれしかった。

今学校では実験する授業がどんどん減って、実験は映像を見るだけの授業になり、学校に置いてあった薬品も今後持たなくなるという。
実際に危なかったり、処理に困ったり、効率で考えるとそうなってしまうんだろうなと思う反面、科学を体感するということがこんなに楽しいとわかったら、実験を生徒に映像で見せることで済ますのはとても勿体ない。

 

↓水銀の入ったボトルを、慎重に受け取る・・水の13.6倍の重さを体感!

四ヶ浦先生は子どもの様子もよく見られていて、それぞれの興味の度合いが違っても、それぞれの子どもの体験を、承認なさっていた。

小さくても気づいたことがあったら、ちょっとでも心が躍ったら、

その分ちゃんと身になる。
そういう承認された状況で自分が体験して心が動いたことを自覚すると、

自分以外の人が体験している時間を、自分も一緒に味わいながら待つことができるようにも見えました。

 

↓銀と白金、どうやって見分ける?の実験

↓リチウムと銅の炎色反応

今回たくさんの金属を目の当たりにして、私は今まで触れられなかった地球に触れられたみたいでうれしくて、
子どもの時のそういう体験は、自然観を育むのに役立ちそう、と感想をお伝えしたら、四ヶ浦先生は、環境教育ではない。何かの価値観を与えない。考え方を決めつけない。と言われました。

ただわくわくする体験と、法則(知恵)を提供する。
子どもが自分で価値観を育んでいく。そういう想いで授業をされているから押しつけ感がなくて、受けている方も抵抗感がない。

与えられるより自分で見つけていく。「好き」を育む子ども時代を、好きを追求できる環境で過ごしてほしい。

思い起こせば子ども時代の私は、周りのものや人との出会いに今よりもっとときめき、楽しむことに貪欲だったことを、アースフィールドの活動などで子どもと接する時間が増えたことで思い出しました。

価値観をたくさん背負ってきた大人は、子どもと一緒に楽しむことで価値観から自由になったり、ただ楽しむ心の火に忠実であることを教えてもらったりする。

大人が子どもにできることは、自分が今まで育んできた「楽しみ方」をただその場に熱量をもって表現することと、体験から身についた知恵を分かち合うこと。そうすると子どもも、大人の喜びからエネルギーを受け取って心に火が灯り、対象に対して心を開いて、知恵も使ってもっと新しい世界を見つけてくる。

四ヶ浦先生の授業は、そんな輝く大人の在り方を示しているように思いました。

お互い心の扉を開きあいっこして心の火が循環する。

大人も子どもも入り混じってそんなふうに循環するつながりが、私は好きです。

 
著: 西村 里実