灼熱の太陽が降り注ぐ7月14日。
再び藤瀬の地にやってきた。
静かなその地は、相変わらず大きくそして優しくて、きれいな空気に、思わず深呼吸してしまう。
田に苗を植えつけてから1ヶ月。
一苗一苗、祈りを込めて植えつけたあの苗たちはどうしているだろうかと、時折気にはなっていた。
けれど、日々の忙しさから苗への思いは頭の片隅に。
そんな中、再び訪れてみると、細く、まだ小さく可愛いかったあの苗たちが、株を増やしぐんと大きくなっている。

私たちが、バタバタと毎日を送っている間、苗たちは日々成長し、一歩一歩、確実に大きくなり、稲へと成長していた。
本日は、田んぼくらぶ第二段!雑草取り♪
1ヶ月ぶりの田んぼ。
足を踏み入れると、なんとも気持ちが良い泥の感触。【ふわっとしている】

そんな表現がぴったり。
雑草と稲。
二人は泥の中で陣地争いを繰り広げている。
生きる!
その為にまっすぐに必死に地に根を張る。
考えてみたら当然のこと。
私たちも生きるという当たり前のこと、改めて考えなければと感じた。
雑草を抜く。
いやいや。
抜くではない、剥がす。
ブチブチそんな音が聞こえるような気がした。
大地にぴったり張り付いている。生きるために必死に。
でも、稲の為に引っ剥がさせてもらった。
雑草を取り終えた田んぼでは、稲たちは次のステージへ!
し烈な陣地争いをしながら、株を増やし土台を作ってきた稲たち。
争いの相手がいなくなったこれからは、そのエネルギーを稲穂へと移らせていくのだという。
それが出来る為の今回の雑草取り♪
こんな風に知り、学んでいくと稲たちへの愛着がどんどん増していく。



活字の中だけでの学びではなく、実際に体験することの大切さ。そして、体験するだけではなく、それをフィードバックさせていく。これもまた大切な学び。

今回は雑草取りの後、ヒラタヒサコさんのもと、今日の思いを一つの絵に込める。

心に残った景色、匂い、温度、感触・・・
想いを色に乗せ、みんなあっという間に一つの絵を完成させた。




上手い下手ではなく、想いを形にできる素敵さ。
そこには正解も間違いもない。
ヒサさんは表現する喜びを優しくあったかく教えてくれるなあ。
あっという間の一日。
帰りは藤瀬のお水をくんで帰りました。
アースフィールドの仲間に出会って、今まで当たり前に思っていたことを改めて見直したり、一つ一つを丁寧に見ることが出来るようになったり、たくさんの学びを教えてもらっています。



今日もまた感謝。
