田植え レポート

6月3日(日)

参加者:大人15名 子ども12名

会場:のと藤瀬

——————————–

朝から太陽に恵まれた日、小4の娘と田んぼくらぶの田植えに参加。

金沢から、のと里山海道に乗り、たどり着いたその場所は、何度も何度も来たことのある思い出の場所。

その地は水が美味しく、亡くなった父と水汲みに何度も通った場所だった。

私と娘。この地に呼んでもらったんだなと感謝。

まずは、今日植える苗たちとご対面。

どの苗にするか、自分たちで選んで

苗床からはがして運ぶ。

昔ながらの道具を使って、植える場所の目印をつける=わく転がし

裸足で田に入ると、なんとも優しくあたたかい泥の感触に驚く。

足の裏で一生懸命大地をとらえていると、もうすぐ歩きだしそうな次女の姿が脳裏に。

彼女は今、親指をうまく使い、足の裏で懸命に大地をとらえ歩こうとしている。

立ち歩くということ。改めて感じさせてもらった。

稲は一つ一つ丁寧に手で。

その動作は、祈りを捧げる姿勢に酷似。

かつて人々は、豊作を願い

、一苗一苗、こうして手で想いを込めて植えていたのだろうか。そんなことを思いながら植え進んだ。

住んでいる家の回りは、田んぼがすごい勢いで無くなり、その跡はアパートや家に成り変わっている。

お米が大好きな娘は、田んぼが無くなっていくのを見て、お米が食べれなくなるのではないかと危惧している。

私たちの大切なお米。

一粒一粒に感謝していただかねば。

田植えの後、子どもたちは田んぼの中を走り回り、泥々になって遊んだ。その顔は太陽に照らされぴっかぴかに輝いていた。

そして、泥々になった服を誇らしげに見せる姿はなんとも微笑ましかった。

参加させてもらったこと心から感謝。

文 みゆき

お昼ご飯は、のと藤瀬で育ったお米をEarth Field メンバーがお結びに。

そして、参加者それぞれの持ち寄りおかずで豪華に♫

白山・Hunter Base Japanの猟師さんより、イノシシ肉の差入れ!!

ありがとうございます♡♡♡

疲れたカラダには、最高の回復力!!

田んぼのそばに咲いていた藤の花の酵素ジュース♡

今日、田植えをしました。

そして、私が心にのこっているのは、田んぼでどろ遊びをしたことです。

どろがっせんや、おすもうをしました。とっても楽しかったです。

田植えでは、手でいねを植えました。私は3列を2回、つまり6列いねを植えました。

『ぬき足さし足、しのび足』という言葉は、田んぼで作られたかもしれません。

そのわけは、ぬいてさすという意味で田植えのかっこう(形)ににているからです。

『手で植える米に勝てる米はない』と言っていたので、いいお米ができるといいなと思いました。

いい体験ができたので良かったです。

文 ことは(小4)

次回、田んぼくらぶの活動は

『除草』です。

夏真っ盛りの暑い7月に、

田んぼの中に入ると泥がとても気持ちが良いのですよ♫

詳細決まりましたら、お知らせ致します。

その他の写真は

イベントページでご覧下さい。

https://www.facebook.com/events/212342676222425/?ti=icl

☆6月今後の予定☆

19日(火)13時~14時半

※時間変更いたしました。
『小学生ママ語ろうの会』 *残席5
参加費:¥500  会場:教育プラザ富樫

小学校のあれやこれや、子どものこと、宿題どうしてる?クラスになじんでる?
学校帰ってきてからどうしてる? 運動会どうだった? 授業参観こんなだったよ
給食どう?? など、同じ公立学校でも様々。 子育てのことと共におしゃべりしながら、意見交換、情報交換の場となります♪

23日(土)10時~11時半
Earth Field親子クラス
『タイルとカードで遊ぼう!』

~ゲームをしながら算数を学ぶ~

学力重視の石川県において、テスト対策やプリントなどをこなしての「学び」で
算数が嫌い、イヤになる子が多い中、「楽しい!」「面白い!!」を実感することで算数が好きになる授業。

こんな学び方があったのか!!と親子で発見、楽しさを感じながら算数を学ぶ時間です。
参加費:大人¥1500 子ども:¥500
(会員割引¥500引き)
会場:俵芸術スタジオ 3の3研修室  旧俵小学校

お申込み・お問い合わせ
e-mail/earthfield.ishikawa☆gmail.com(☆→@に変更)
件名:日付 クラス内容

田植え レポート

6月3日(日)

参加者:大人15名 子ども12名

会場:のと藤瀬

——————————–

朝から太陽に恵まれた日、小4の娘と田んぼくらぶの田植えに参加。

金沢から、のと里山海道に乗り、たどり着いたその場所は、何度も何度も来たことのある思い出の場所。

その地は水が美味しく、亡くなった父と水汲みに何度も通った場所だった。

私と娘。この地に呼んでもらったんだなと感謝。

まずは、今日植える苗たちとご対面。

どの苗にするか、自分たちで選んで

苗床からはがして運ぶ。

昔ながらの道具を使って、植える場所の目印をつける=わく転がし

裸足で田に入ると、なんとも優しくあたたかい泥の感触に驚く。

足の裏で一生懸命大地をとらえていると、もうすぐ歩きだしそうな次女の姿が脳裏に。

彼女は今、親指をうまく使い、足の裏で懸命に大地をとらえ歩こうとしている。

立ち歩くということ。改めて感じさせてもらった。

稲は一つ一つ丁寧に手で。

その動作は、祈りを捧げる姿勢に酷似。

かつて人々は、豊作を願い

、一苗一苗、こうして手で想いを込めて植えていたのだろうか。そんなことを思いながら植え進んだ。

住んでいる家の回りは、田んぼがすごい勢いで無くなり、その跡はアパートや家に成り変わっている。

お米が大好きな娘は、田んぼが無くなっていくのを見て、お米が食べれなくなるのではないかと危惧している。

私たちの大切なお米。

一粒一粒に感謝していただかねば。

田植えの後、子どもたちは田んぼの中を走り回り、泥々になって遊んだ。その顔は太陽に照らされぴっかぴかに輝いていた。

そして、泥々になった服を誇らしげに見せる姿はなんとも微笑ましかった。

参加させてもらったこと心から感謝。

文 みゆき

お昼ご飯は、のと藤瀬で育ったお米をEarth Field メンバーがお結びに。

そして、参加者それぞれの持ち寄りおかずで豪華に♫

白山・Hunter Base Japanの猟師さんより、イノシシ肉の差入れ!!

ありがとうございます♡♡♡

疲れたカラダには、最高の回復力!!

田んぼのそばに咲いていた藤の花の酵素ジュース♡

今日、田植えをしました。

そして、私が心にのこっているのは、田んぼでどろ遊びをしたことです。

どろがっせんや、おすもうをしました。とっても楽しかったです。

田植えでは、手でいねを植えました。私は3列を2回、つまり6列いねを植えました。

『ぬき足さし足、しのび足』という言葉は、田んぼで作られたかもしれません。

そのわけは、ぬいてさすという意味で田植えのかっこう(形)ににているからです。

『手で植える米に勝てる米はない』と言っていたので、いいお米ができるといいなと思いました。

いい体験ができたので良かったです。

文 ことは(小4)

次回、田んぼくらぶの活動は

『除草』です。

夏真っ盛りの暑い7月に、

田んぼの中に入ると泥がとても気持ちが良いのですよ♫

詳細決まりましたら、お知らせ致します。

その他の写真は

イベントページでご覧下さい。

https://www.facebook.com/events/212342676222425/?ti=icl

☆6月今後の予定☆

19日(火)13時~14時半

※時間変更いたしました。
『小学生ママ語ろうの会』 *残席5
参加費:¥500  会場:教育プラザ富樫

小学校のあれやこれや、子どものこと、宿題どうしてる?クラスになじんでる?
学校帰ってきてからどうしてる? 運動会どうだった? 授業参観こんなだったよ
給食どう?? など、同じ公立学校でも様々。 子育てのことと共におしゃべりしながら、意見交換、情報交換の場となります♪

23日(土)10時~11時半
Earth Field親子クラス
『タイルとカードで遊ぼう!』

~ゲームをしながら算数を学ぶ~

学力重視の石川県において、テスト対策やプリントなどをこなしての「学び」で
算数が嫌い、イヤになる子が多い中、「楽しい!」「面白い!!」を実感することで算数が好きになる授業。

こんな学び方があったのか!!と親子で発見、楽しさを感じながら算数を学ぶ時間です。
参加費:大人¥1500 子ども:¥500
(会員割引¥500引き)
会場:俵芸術スタジオ 3の3研修室  旧俵小学校

お申込み・お問い合わせ
e-mail/earthfield.ishikawa☆gmail.com(☆→@に変更)
件名:日付 クラス内容

出逢いの会 レポート

2018年度、四月のアースフィールド親子クラス
出逢いの会
「宇宙の時間と空間の中で私たちはどこにいるの?」

講師:四ヶ浦先生
場所:犀川(金沢市大桑)
参加者:28名(大人 15名 小中学生 13名)
担任:仁子
助手:彩香

四月・出逢いの会は、大桑層で四ヶ浦先生の野外授業。
お天気にも恵まれ、無事開催することが出来ました。
たくさんのご参加、ありがとうございました!

世界的にも貴重な大桑層。160~80万年前の貝化石が無数に埋まっており、
クジラの骨も発見されています。

生まれたての大地を感じるような原始的な光景、
轟々と流れる白山からの雪解け水、
川底からの水泡に吸い込まれそうになりながら
時間を忘れて佇んでいると、
この場所が、現代を生きるわたしたちに何かメッセージを送っているのではないか・・と思わずにはいられない。
昨年ちょうど「双子の星」の舞台の絵を制作していたわたしは、
この地層が、宮沢賢治が愛した北上川のイギリス海岸に似ているのではないかとも思っていました。

砂金の研究で30年、大桑層に通われ、
宮沢賢治の講座もされている
四ヶ浦先生の授業をここで受けたい!
熱い想いで、一通のメールを送りました。

アースフィールドメンバーからは、
クラスに通年のテーマを持ちたいと、ひとつの案が出ていました。
「わたしたちの中にある縄文文明に光を当てたい」

先生が、授業をイメージし付けてくださった今回のタイトルが
『宇宙の時間と空間の中で私たちはどこにいるの?』

今回の授業は、すべての思いが響き合って集合し
ひとつの形になったのだと思います。

当日まで、あらたに学び、イメージし、たくさんの準備をしてくださった先生。
授業の最初に、
「この依頼を頂いてから、毎日毎日、講座のことばかり考えていました。たくさん勉強して、わくわくして過ごしました。すてきな機会をありがとうございます。」と言ってくださいました。

先生が、わくわくどきどきしながら教えてくれるって
子どもたちに一番伝わる最高の授業ではないかと思います。
参加者は、そんな四ヶ浦先生にいっきに惹きつけられ、
2時間近く、夢中で授業を受けました。

打ち合わせのときになかった大実験でスタートし
大人も子どもも大興奮!

①砂鉄集め

現地に到着した参加者から、砂鉄集めをすることに。
良質の砂鉄が採れるという
琴ヶ浜の砂を準備して来てくださいました。
子どもたちは、はじめての作業に夢中!
大人は、小学生以来?懐かしい!

②地球の真ん中には何がある?地球創生を感じる鉄の実験

砂鉄集めが、こんな大実験に繋がっていたなんて。
先生は、アルミの粉を混ぜた砂鉄を、砂の入ったバケツの中心に置き、
花火を使って点火しました。
緊張が高まる中、砂鉄は、ドロドロに溶け、真っ赤な塊になりました。
息を呑んで太陽みたいな炎を見つめていると、先生がトングで塊を持ち上げました。
ボタボタと塊が溶け歓声があがったあと、衝撃の事実☆
上層部は石の塊、1番下が鉄だったのです。もっと溶けた鉄がさらに下に!
地球の真ん中は、マントルでなく鉄の塊で出来ている。重たい鉄で・・。
しかも実際の地球のマントルもこの実験で出来た上層部の石の層とおなじような成分。それがゆっくり対流している。それに載って大陸も移動する。
3000度の鉄は、黄金色をしていました。実際の地球の中心は、6000度です。

冷やすと、石の塊は割れて、鉄だけ丸く残りました。
この大地の奥の奥、46億年、地球の真ん中で燃え続けている鉄の塊。
地球が生まれたときのこと、
一気にイメージできた気がして、胸が高鳴ったまま、授業は、本題へ!

1千万分の1での地球を使って、宇宙の空間を感じる

地球の1千万分の1、
直径1メートルの地球風船を使って宇宙の空間を体感しました。

わたしたちは、どこにいるんだろう?
子どもたちは、地球に触れながら、先生の問いに答えていきます。
エベレストは、何ミリの高さにある?何センチ?
マリアナ海溝は?
空気の層は?
海の深さは?

わたしたちは、広い宇宙に浮かぶ地球という星で
とても薄い水と空気のベールに包まれて
奇跡的に生きている・・

では、宇宙はどれくらい広いのでしょうか。
宇宙ステーションは?宇宙飛行は?通信衛星は?
月は、どのくらいのところにある?
思ったより、遠かったり近かったり!して、びっくり。

では、太陽は?
数字だけではピンとこない地球140倍という大きさや地球からの距離も、先生の用意した30億分の1だとマチ針の頭の地球と、同じ30億分の1でも50cmの太陽、その二つが50m離れた距離比較にあること、それを実際に置いてみることではっきり分かり驚くばかりです。果てしなく大きな太陽。

地球のエネルギーは、太陽と地熱によって出来ているからきたもの。太陽がなければ、なにも始まらなかった地球。太陽を意識するだけで、人間優先の世界が変化しそうです。

50メートルの巻き尺を使って、宇宙の時間を旅する

1メートルを1億年として、大桑層は、1センチのところ。
人間の祖先ラミダスが5センチ、恐竜が1メートル
目のある三葉虫が3メートル、目のない三葉虫が5メートル、マルレアという不思議な生き物が6メートル、絶滅してしまった生物たちはその時に化石になった・・。
地球の始まりは46m。貴重な化石が目盛の上に、どん!と置かれていきます。その価格を聞いて、驚く大人!

そして、先生が、用意した真っ白いボール。
6億年前に、1番近いスノーボールアース。地球凍結が起きている。
ドラえもんの映画で、
スノーボールアースを知っているよ!という子も。

地球凍結は、全部で3回。
その前は、7億年前。
一番最初は、20億年前。

その度、生きものほとんどが死んだけれど、海底火山の周りに生き残ったバクテリアが生命を繋いだ‥‥

わたしたちは、進化したのか?

先生の問いかけに、みな立ち止まります。
進化と習って、疑いもせずに使ってきた言葉。
38億年、姿を変えずに生きてきたバクテリアもいれば、形を変えては命を繋ぎ、生きることをやめなかったわたしたち。
でもそれは進化でなく多様化しただけではないか?と、先生。

わたしたちは、この先
どんな姿に形を変えて、命を繋いでいくのでしょう。今この姿であることさえ、奇跡にしか思えなくなってきます。

命を繋ぐ自然の摂理に、逆行せず生きたい。
わたしたちは、何を残すのだろう。何を残したいのだろう。いつかすべて宇宙に飲み込まれるとしても・・。
大桑層の貝殻と、流れ着いたプラスチックのゴミを見ていつも感じる思い。

先生が、1人の男の子に
「君は、10年前どこにいた?」

その子が、「お母さんのここにいた」とお母さんのお腹を指差します。「じゃあ、君のお母さんは、どこからきたの?」「お母さんのお母さんのここ」・・・。
そして、ずっとずっと遡って
「この酸素をつくる生物がいたときに、君はここに?」
「いた!」
10歳の彼から、迷いのない答えが帰ってきました。

「38億年前まで遡っていくと、わたしたち人間のご先祖さまは、絶対にここにいて、そこから命を繋げてきた。
だから皆、38億+〇歳なんだよ。
私たちを造ってきたその原子は、地球が誕生したときからすでに存在していた。
その前は宇宙にあった。つまり、わたしたちみんな、すべて宇宙からやってきたんだ。そして宇宙の始まりも私たちの命のたった3倍ほど前だった。」

今回、先生は、
宮沢賢治と宇宙の旅が出来るよう授業を構成してくださいました。

銀河鉄道の夜、グスコーブドリの伝記、春と修羅、イギリス海岸、
100年前、賢治が見ていた世界が、現代のわたしたちに多く響きます。
揺るぎない信念で物語を描き続けた賢治の姿・・
科学という科目の垣根を越えて授業する四ヶ浦先生と、賢治が重なるようでした。

⑤大桑層で宮沢賢治とイギリス海岸

今回、担任を務めた仁子さんが、「イギリス海岸」の一部を読みがたり!
太古の風に乗るように、賢治の言葉が大桑層に溶けました。
本当にスペシャルな授業となりました。

イギリス海岸は、大桑層と、時代も同じ。でも、大桑層は海で、イギリス海岸は海ではなく淡水の川岸だったそうです。似ているようで違うところもあるのはなぜ・・・?

小さな子どもたちは、砂鉄集めに行ったり、戻ってきたりしながら、自分に必要なことはしっかり吸収しているような顔をしていました(^ν^)大人も子どももウキウキしていた♪

最後に、感想や質問タイム!

終了してからも、たくさんお話してくださった先生。
全力で、わたしたちの望みに応えてくださいました。
体験したことのないすばらしい授業を、本当にありがとうございました!

参加者さんの投稿でも素晴らしいレポートが次々上がり、興奮と感動が伝わってきました。一部ご紹介します。

「ヒトのカラダはやっぱり宇宙だった!!」

「世界中、いや全宇宙を心の底から愛しく思えたキラキラの瞬間。
今、ここで呼吸しながら生きてるわたしたちって面白すぎる!素敵すぎる!!
「いのちを大切にしよう」「いのちを粗末にしちゃダメだよ」
なんて言葉なんか無くても
つなぎ、繋がれながら、受け継がれてきたいのちを体感から実感する。」

「人類はいつまで地球にいるのやら分からないけども、長い長い地球の生命を受け継いで今を生きていると思うと何だか感慨深い。

なるべく環境に負荷をかけず、環境に合わせた食卓で細胞を作っていく事を心がけたいし、「ずっとずっと勉強していかないといけない」という四ヶ浦先生の言葉も深く心に響きました。」

文章:HISA

写真:ようこ

5月のアースフィールドクラスはお休みです。
その代わり、この日に学んだ私たちのいのちの始まり、地球の創生を踏まえて・・
6月1日(金)13時~ 会場:湯涌 創作の森
『縄文空想ピクニック』を行います。
気功師でもあり、考古学者でもある先生をお呼びして、フリースクールの
ワンネススクールさんと共同開催でお届けいたします。
詳細は後日・・・お楽しみに♪

6月アースフィールドクラスは
23日(土)10時~ 会場:俵スタジオ
「折り紙さんすう」数を楽しく学ぶ時間をお届けいたします。

===========================
今後の予定

・5月11日(金)13時~ 会場:日水花
≪読書会≫~お醤油天地返し&ミーティング~
※学校づくり、コミュニティつくりを構築するにあたり、メンバー間での共通認識
共通言語作りとして。
https://www.facebook.com/events/579792682387236/

・5月15日(火)13時半~15時半 会場:アトリエHISA 金沢市涌波
≪小学生ママ集おうの会≫
※昨年末より行ってきました「新1年生ママ集おうの会」入学、進級を終えて
新生活を迎えた子どもたち、保護者たち。小学校でも地域によってや
公立、私立、特認校と様々です。学校生活のことや家庭でのこと、
様々な情報交換の場となります。小学校に通ってない、これから通う予定の
お子さんをお持ちのママもパパもどなたでもどうぞ♪
https://www.facebook.com/events/187617182052485/

・5月17日(木)13時半~15時半 会場:日水花
≪手仕事の部 「衣」を着る・縫う≫
この日は1着の着物を解体するところから始まります!!
着ること、縫うを通して行う身体操作
お着物がお好きな方は是非に!!
https://www.facebook.com/events/1846522122025243/

出逢いの会 レポート

2018年度、四月のアースフィールド親子クラス
出逢いの会
「宇宙の時間と空間の中で私たちはどこにいるの?」

講師:四ヶ浦先生
場所:犀川(金沢市大桑)
参加者:28名(大人 15名 小中学生 13名)
担任:仁子
助手:彩香

四月・出逢いの会は、大桑層で四ヶ浦先生の野外授業。
お天気にも恵まれ、無事開催することが出来ました。
たくさんのご参加、ありがとうございました!

世界的にも貴重な大桑層。160~80万年前の貝化石が無数に埋まっており、
クジラの骨も発見されています。

生まれたての大地を感じるような原始的な光景、
轟々と流れる白山からの雪解け水、
川底からの水泡に吸い込まれそうになりながら
時間を忘れて佇んでいると、
この場所が、現代を生きるわたしたちに何かメッセージを送っているのではないか・・と思わずにはいられない。
昨年ちょうど「双子の星」の舞台の絵を制作していたわたしは、
この地層が、宮沢賢治が愛した北上川のイギリス海岸に似ているのではないかとも思っていました。

砂金の研究で30年、大桑層に通われ、
宮沢賢治の講座もされている
四ヶ浦先生の授業をここで受けたい!
熱い想いで、一通のメールを送りました。

アースフィールドメンバーからは、
クラスに通年のテーマを持ちたいと、ひとつの案が出ていました。
「わたしたちの中にある縄文文明に光を当てたい」

先生が、授業をイメージし付けてくださった今回のタイトルが
『宇宙の時間と空間の中で私たちはどこにいるの?』

今回の授業は、すべての思いが響き合って集合し
ひとつの形になったのだと思います。

当日まで、あらたに学び、イメージし、たくさんの準備をしてくださった先生。
授業の最初に、
「この依頼を頂いてから、毎日毎日、講座のことばかり考えていました。たくさん勉強して、わくわくして過ごしました。すてきな機会をありがとうございます。」と言ってくださいました。

先生が、わくわくどきどきしながら教えてくれるって
子どもたちに一番伝わる最高の授業ではないかと思います。
参加者は、そんな四ヶ浦先生にいっきに惹きつけられ、
2時間近く、夢中で授業を受けました。

打ち合わせのときになかった大実験でスタートし
大人も子どもも大興奮!

①砂鉄集め

現地に到着した参加者から、砂鉄集めをすることに。
良質の砂鉄が採れるという
琴ヶ浜の砂を準備して来てくださいました。
子どもたちは、はじめての作業に夢中!
大人は、小学生以来?懐かしい!

②地球の真ん中には何がある?地球創生を感じる鉄の実験

砂鉄集めが、こんな大実験に繋がっていたなんて。
先生は、アルミの粉を混ぜた砂鉄を、砂の入ったバケツの中心に置き、
花火を使って点火しました。
緊張が高まる中、砂鉄は、ドロドロに溶け、真っ赤な塊になりました。
息を呑んで太陽みたいな炎を見つめていると、先生がトングで塊を持ち上げました。
ボタボタと塊が溶け歓声があがったあと、衝撃の事実☆
上層部は石の塊、1番下が鉄だったのです。もっと溶けた鉄がさらに下に!
地球の真ん中は、マントルでなく鉄の塊で出来ている。重たい鉄で・・。
しかも実際の地球のマントルもこの実験で出来た上層部の石の層とおなじような成分。それがゆっくり対流している。それに載って大陸も移動する。
3000度の鉄は、黄金色をしていました。実際の地球の中心は、6000度です。

冷やすと、石の塊は割れて、鉄だけ丸く残りました。
この大地の奥の奥、46億年、地球の真ん中で燃え続けている鉄の塊。
地球が生まれたときのこと、
一気にイメージできた気がして、胸が高鳴ったまま、授業は、本題へ!

1千万分の1での地球を使って、宇宙の空間を感じる

地球の1千万分の1、
直径1メートルの地球風船を使って宇宙の空間を体感しました。

わたしたちは、どこにいるんだろう?
子どもたちは、地球に触れながら、先生の問いに答えていきます。
エベレストは、何ミリの高さにある?何センチ?
マリアナ海溝は?
空気の層は?
海の深さは?

わたしたちは、広い宇宙に浮かぶ地球という星で
とても薄い水と空気のベールに包まれて
奇跡的に生きている・・

では、宇宙はどれくらい広いのでしょうか。
宇宙ステーションは?宇宙飛行は?通信衛星は?
月は、どのくらいのところにある?
思ったより、遠かったり近かったり!して、びっくり。

では、太陽は?
数字だけではピンとこない地球140倍という大きさや地球からの距離も、先生の用意した30億分の1だとマチ針の頭の地球と、同じ30億分の1でも50cmの太陽、その二つが50m離れた距離比較にあること、それを実際に置いてみることではっきり分かり驚くばかりです。果てしなく大きな太陽。

地球のエネルギーは、太陽と地熱によって出来ているからきたもの。太陽がなければ、なにも始まらなかった地球。太陽を意識するだけで、人間優先の世界が変化しそうです。

50メートルの巻き尺を使って、宇宙の時間を旅する

1メートルを1億年として、大桑層は、1センチのところ。
人間の祖先ラミダスが5センチ、恐竜が1メートル
目のある三葉虫が3メートル、目のない三葉虫が5メートル、マルレアという不思議な生き物が6メートル、絶滅してしまった生物たちはその時に化石になった・・。
地球の始まりは46m。貴重な化石が目盛の上に、どん!と置かれていきます。その価格を聞いて、驚く大人!

そして、先生が、用意した真っ白いボール。
6億年前に、1番近いスノーボールアース。地球凍結が起きている。
ドラえもんの映画で、
スノーボールアースを知っているよ!という子も。

地球凍結は、全部で3回。
その前は、7億年前。
一番最初は、20億年前。

その度、生きものほとんどが死んだけれど、海底火山の周りに生き残ったバクテリアが生命を繋いだ‥‥

わたしたちは、進化したのか?

先生の問いかけに、みな立ち止まります。
進化と習って、疑いもせずに使ってきた言葉。
38億年、姿を変えずに生きてきたバクテリアもいれば、形を変えては命を繋ぎ、生きることをやめなかったわたしたち。
でもそれは進化でなく多様化しただけではないか?と、先生。

わたしたちは、この先
どんな姿に形を変えて、命を繋いでいくのでしょう。今この姿であることさえ、奇跡にしか思えなくなってきます。

命を繋ぐ自然の摂理に、逆行せず生きたい。
わたしたちは、何を残すのだろう。何を残したいのだろう。いつかすべて宇宙に飲み込まれるとしても・・。
大桑層の貝殻と、流れ着いたプラスチックのゴミを見ていつも感じる思い。

先生が、1人の男の子に
「君は、10年前どこにいた?」

その子が、「お母さんのここにいた」とお母さんのお腹を指差します。「じゃあ、君のお母さんは、どこからきたの?」「お母さんのお母さんのここ」・・・。
そして、ずっとずっと遡って
「この酸素をつくる生物がいたときに、君はここに?」
「いた!」
10歳の彼から、迷いのない答えが帰ってきました。

「38億年前まで遡っていくと、わたしたち人間のご先祖さまは、絶対にここにいて、そこから命を繋げてきた。
だから皆、38億+〇歳なんだよ。
私たちを造ってきたその原子は、地球が誕生したときからすでに存在していた。
その前は宇宙にあった。つまり、わたしたちみんな、すべて宇宙からやってきたんだ。そして宇宙の始まりも私たちの命のたった3倍ほど前だった。」

今回、先生は、
宮沢賢治と宇宙の旅が出来るよう授業を構成してくださいました。

銀河鉄道の夜、グスコーブドリの伝記、春と修羅、イギリス海岸、
100年前、賢治が見ていた世界が、現代のわたしたちに多く響きます。
揺るぎない信念で物語を描き続けた賢治の姿・・
科学という科目の垣根を越えて授業する四ヶ浦先生と、賢治が重なるようでした。

⑤大桑層で宮沢賢治とイギリス海岸

今回、担任を務めた仁子さんが、「イギリス海岸」の一部を読みがたり!
太古の風に乗るように、賢治の言葉が大桑層に溶けました。
本当にスペシャルな授業となりました。

イギリス海岸は、大桑層と、時代も同じ。でも、大桑層は海で、イギリス海岸は海ではなく淡水の川岸だったそうです。似ているようで違うところもあるのはなぜ・・・?

小さな子どもたちは、砂鉄集めに行ったり、戻ってきたりしながら、自分に必要なことはしっかり吸収しているような顔をしていました(^ν^)大人も子どももウキウキしていた♪

最後に、感想や質問タイム!

終了してからも、たくさんお話してくださった先生。
全力で、わたしたちの望みに応えてくださいました。
体験したことのないすばらしい授業を、本当にありがとうございました!

参加者さんの投稿でも素晴らしいレポートが次々上がり、興奮と感動が伝わってきました。一部ご紹介します。

「ヒトのカラダはやっぱり宇宙だった!!」

「世界中、いや全宇宙を心の底から愛しく思えたキラキラの瞬間。
今、ここで呼吸しながら生きてるわたしたちって面白すぎる!素敵すぎる!!
「いのちを大切にしよう」「いのちを粗末にしちゃダメだよ」
なんて言葉なんか無くても
つなぎ、繋がれながら、受け継がれてきたいのちを体感から実感する。」

「人類はいつまで地球にいるのやら分からないけども、長い長い地球の生命を受け継いで今を生きていると思うと何だか感慨深い。

なるべく環境に負荷をかけず、環境に合わせた食卓で細胞を作っていく事を心がけたいし、「ずっとずっと勉強していかないといけない」という四ヶ浦先生の言葉も深く心に響きました。」

文章:HISA

写真:ようこ

5月のアースフィールドクラスはお休みです。
その代わり、この日に学んだ私たちのいのちの始まり、地球の創生を踏まえて・・
6月1日(金)13時~ 会場:湯涌 創作の森
『縄文空想ピクニック』を行います。
気功師でもあり、考古学者でもある先生をお呼びして、フリースクールの
ワンネススクールさんと共同開催でお届けいたします。
詳細は後日・・・お楽しみに♪

6月アースフィールドクラスは
23日(土)10時~ 会場:俵スタジオ
「折り紙さんすう」数を楽しく学ぶ時間をお届けいたします。

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今後の予定

・5月11日(金)13時~ 会場:日水花
≪読書会≫~お醤油天地返し&ミーティング~
※学校づくり、コミュニティつくりを構築するにあたり、メンバー間での共通認識
共通言語作りとして。
https://www.facebook.com/events/579792682387236/

・5月15日(火)13時半~15時半 会場:アトリエHISA 金沢市涌波
≪小学生ママ集おうの会≫
※昨年末より行ってきました「新1年生ママ集おうの会」入学、進級を終えて
新生活を迎えた子どもたち、保護者たち。小学校でも地域によってや
公立、私立、特認校と様々です。学校生活のことや家庭でのこと、
様々な情報交換の場となります。小学校に通ってない、これから通う予定の
お子さんをお持ちのママもパパもどなたでもどうぞ♪
https://www.facebook.com/events/187617182052485/

・5月17日(木)13時半~15時半 会場:日水花
≪手仕事の部 「衣」を着る・縫う≫
この日は1着の着物を解体するところから始まります!!
着ること、縫うを通して行う身体操作
お着物がお好きな方は是非に!!
https://www.facebook.com/events/1846522122025243/